みゅうの巡業日記 その6
ロンドン、ジュネーブそしてパリ…




9月○日(水)ロンドン
ロンドンは、約2年半ぶり。ホテルは、そのときにも泊まった日航系列のモントカーム。こじんまりとして、なかなかよいホテルで、結構お気に入り。寝るだけの短い滞在にはもったいない。。。

朝、レストランでイギリス風朝食を食べて、ホテルをチェックアウトし、シティにあるオフィスへ向かう。今日は昼食時にも仕事が入っていて、なかなかハードな1日なのだ。


モントカーム
ロビー

クロスエア機内食
ロンドン−ジュネーブ
モントカーム
エントランス

 
で、1日の仕事を終えて、次はスイスのジュネーブにむかうため、シティエアポートへ。ざんざん降りの雨の中、ヒースローより近いはずのシティエアポートまでの道は、超渋滞。飛行機にまにあうかどうか、車中ドキドキしていた。

なんとか時間内に到着し、チェックイン。ジュネーブまでは約2時間弱。1時間の時差があるので、ジュネーブのホテルに到着したのは、夜10時だった。


9月○日(木)
ジュネーブの街は、レマン湖をはさんで右岸、左岸にひらけており、右岸にはホテル、レストラン、左岸にはショッピングセンター、オフィス街がある。建物は古いものが多く、また道は石畳になっていて、とても美しい町並み。
ホテルからオフィスへは、レマン湖にかかる橋を歩いて渡っていった。

このあといくパリもそうだったんだけど、欧州では、古い建造物の概観をそのままにして、内側だけを改装している建物が多い。なので、エレベータースペースが非常に狭くて、3人くらいしか乗れないような小さなエレベーターが結構あるのには驚き。日本の3世帯住宅なんかで最近はやってるホームエレベータみたいで、なんかかわいかったよ。


ソフィテル
照明はかなり暗い
レマン湖
湖のなかからあがる噴水
レマン湖にかかる橋
かぜがぬけて気持ちいい

スーツケース紛失!!
そして1日の仕事を終えて、今回の出張最後の場所パリに行くために、またまた飛行場へ。
ジュネーブの空港のパリ行きの便は、まずフランスへ入国してから(といっても単にパスポートをみせるだけだけど)、チェックインを行うしくみになっている。つまりジュネーブ-パリ間は、国内便扱い。
エアーは、エールフランス(AF)。時間があるので、エールフランスのラウンジで時間をつぶした。

フライト時間は1時間くらい。8時前にはシャルルドゴール空港に到着。そのまま預けていた荷物をとりにいった。。。。が、いくら待ってもワタシのスーツケースがでてこない。荷物受け取りのところにいたエールフランスの係りのひとに調べてもらうが、ジュネーブをでたことは確かだということしかわからない。んー、どうすればいいのだ。。。と、もう半泣き状態で途方にくれる。。。
しかし、エールフランスの人は、能天気に、
「大丈夫、この路線は単純な路線だから、明日にはちゃんとでてきますよ。ノープロブレムよ。」
などとほざきやがった。なにが、ノープロブレムじゃ〜、問題大有りなんだよ〜、こっちは。

とりあえず、このまま空港にいつまでもいてもしょうがないので、電話をかりて、ホテルで待っているはずの現地駐在の人に連絡する。で、荷物がでてきたらホテルに届けてもらえるように手続きをした。
そうしたら、係りの人から、
「今日泊まるのに、なにもないと大変だから、これをあげます。」
といって、なんかエールフランスのロゴ入りのポーチのようなものを渡された。開けてみると、洗面用具一式、Tシャツ、エルメスのオードトワレなどなどが入ったお泊りセットだった。
わざわざかわいそうなワタシのために、特別にくれたのかな、とちょっと感動していたのだが、よくみると、「このたびは、お客様にご不便をおかけいたしまして、大変申し訳ございません。」と印刷された紙がはさんであった。なんのことはない、ロストバッゲージ専用のグッズだったのだ。
こんなセットつくっているなんて、よっぽど荷物の紛失が多いに違いない。。。

沈んだ気分のまま、タクシーでパリ市内に向かう。やっと10時半過ぎに、ホテルに到着した。ホテルでは現地駐在の人がずっと待っててくれて、夜遅いごはんを食べにつれていってくれた。
あー、長い1日だったよーーー。



エールフランス機内食
ジュネーブ−パリ

エールフランスのロストバゲッジ専用
おとまりセット
車中からとったエッフェル塔
下をくぐりました
2000年の電飾


  9月○日(金)
どんよりとした気分のまま、朝を迎える。スーツケースがないから、着替えの下着や洋服もない。昨日着ていたものをそのままもう一度着て、オフィスへ。
荷物が見つかったら、オフィスに連絡してもらえるように手配して、仕事にかかる。

夕方仕事を終えてオフィスに戻っても、荷物はでてこない。。。
明日帰国だし、このままスーツを着て飛行機に乗るのもいやなので、オフィスの近所にあったGAP(パリに来て、GAPで買い物するとは思わなかったよ。。。)で、楽な服装を一式そろえた。
すべてのスケジュールが終了した出張最後の夜は、とても開放的な気分になるはずなのに、荷物紛失のせいで、気分が晴れない。。。

でも夜は、フランス料理屋さんにつれてってもらい、ワインを飲んで、おいしい料理をおなかいっぱい食べた。星なしのカジュアルなレストランだったが、とてもはやっていて8時くらいにはほぼ満席客になった。メニューはいわゆるプレフィックススタイルで、前菜、メイン、デザートをそれぞれ数種類のなかから選ぶ方式。アラカルトメニューはない。
もちろんメニューはフランス語なので、なにを意味するか全く理解不能。フランス語ができる人といっしょでよかった。。。


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