ART織田の


週末画廊日記


1999年1月23日版

1月23日

細谷正之(ささめや ゆき)展@源を見ました。不思議なむなしさ。味わいは深い。


多くの絵は音楽的である。絵を長く見ているといろいろな雰囲気の音楽が聞こえてくるものだ。ちなみに音楽では最近「宇多田ひかる」が好きだ。といってももちろんSPEEDのファンをやめたわけではない。宇多田ひかるは藤けいこの娘だそうだ。「15、16、17と暗かった」ということだが、宇多田ひかるは16歳の誕生日をむかえた。彼女の語り掛けるような静で深く力強い歌い方は、酒に酔うことも忘れて聞き入ってしまいそうだ。

で、絵の話し。作品はとても悲しい感じの絵だった。もちろん若い女の子が「かわいー」とか「きれー」とか誉める分はまったくかまわないのだが、なんだか「別れを前提としたお付き合い」のような、「恋の逃避行の先のラブシーン」のような絵があったり、サーカスの会場の賑わいではなく、出演者の「俺いつまでこんなことやってんのかなぁ」というような絵があったりと、とにかく「泣き」がはいっているような気がする。
気のせいか?俺のせいか?俺くらいっすか?


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