ART織田の


週末画廊日記


1999年2月2日版

2月2日

アートE@SOAP。生活にアートを。もう明日からみんな「アート」を名乗りなさい。


先日「福岡アジア美術館」のボランティア研修を終えました。もやしの根きりから、卒業記念の写真、畳2畳でごろねすること、煮魚を焦がすこと、デコトラ、アイスクリーム売りに至るまで「全部アートじゃ」というハードな洗脳を終え、立派なトラの穴出身のアート解説員となった私にとって、今はなんだって来っすよ。考えてみたらこのHPだって十分アートといえるし、シトロエンクラブ九州の定例会(田舎の小さなドライブインにシトロエン数十台で乗りつけること:壮観だ)も十分アートではないだろうか。
というわけで、かかってきなさい状態でむかえたSOAPの「アートE」は、十分かかって来られました。まずコンセプトの「アートをもっと身近に!」ですが、これはいつも私が考えていながら言葉にできずにいたことで、「こいつぁいっぽんとられましたわぁ」と心の中で額をたたいてしまった。80人におよぶ出品人のなかで、始めてアートを手がけた人も多かったようだが、みんな形がありすぎるほど立派でした。なにせ畳2畳のごろねでアートな時代ですよ、それがあーた、本気で美術館に畳2畳が持ち込まれる時代ですよ、みんなOK。いい作品です。来場者はぜひ一つでも買って帰って、部屋の片隅に不条理ゾーンを出現させて下さい。買ったあなたもアートです。


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