ART織田の


週末画廊日記


1999年2月13日版

2月13日

九州産業大学卒展、野口香子@源。インターネットは普及しているか?


まず、福岡市立美術館へ。福大のOB+現役の展示を見て、九産大の卒展を見た。技術はともかく、若若しい作品がずいぶん微笑ましい。平面はちょっと冒険がないなという感じだったが、今市美の展示室は卒業式のような雰囲気に満ちていた。突然だが、週末画廊日記大賞を決めてみた。受賞者は・・・・。中川将孝さんの [cloths]です。そんなもんもらってもうれしゅーもなんともないわぁー!!という声が聞こえてきたが、とにかくおめでとう。がんばってください。あと福大の展示の並べただけのチェスの駒を、出来心で一手進めたのは私です。ごめんなさい。私は要らん事しぃです。

で93年に大学を卒業したのは野口香子さんだ。ちなみに私はそのころ仕事をやめようか悩んでいました。さて、野口さんの個展はすばらしいの一言に尽きる。とにかく「よく垂れる、良く撥ねる、良く染みる」というトレビァーンな作品群だ。素材からすると分類上は日本画になるのだが、この「和」的な発色と筆使いがパァーン!と気持ち良くレッドゾーンまで吹き上がっている。ラテンブラッドが熱くなる日本画。まさにおそるべしである。


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