ART織田の


週末画廊日記


1999年3月5日版

3月5日

田村真理子@MA。やっぱ妖艶。


例えば畑で二股の大根を見つけたりする。ちょっと妖艶だ。この妖艶を1ヨーエンとするならば、田村さんの作品は8,000ヨーエンくらいだろうか。いや、この比較くだらなかったし、この表現もちょっと飽きたね。
などと言っている場合ではない。アジアの田村さんは、相変わらず眉間にしわが寄るようなすばらしい作品を作っていた。惑いっす。作るほうも見るほうも惑いまくって形になったというくらい惑いっす。
じっと見まわして、ため息をひとつついたところで、田村さんに見つかってしまった。
「何のため息?」「いやー、良い天気っすね」
間抜けな返答をして後悔した。ため息の出るような作品だと言えば良かったと思う。


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