ART織田の


週末画廊日記


1999年4月9日版

4月4日

世利好薇さん@源。すんません絵に関係のない話しで。


人間の体の一部が植物になって行く。マタンゴではない、あれはキノコだ。私がまだSF少年(なんじゃそら)だった頃、マンガだったか本だったか読んだ記憶がある。ある惑星に不時着した乗組員が原因不明の病気にかかり、次第に体が植物化して行く。そして最後には人間が完全に植物になってしまうのだ。主人公も、その恋人も、物語の最後近くには、その疫病から逃れきれず、ふたりとも植物になってしまう。しかし、その植物に花が咲き、 そこから植物同士のコミニケーションが始まるという、なんとも救いがあるようなないような話しだ。だれかこの話し誰のなんだったのか、わかる人はぜひ教えて欲しい。
ところで、ケツに根が生えるなどと申しますが、そんなに軽くは思えない世利さんの絵は、私の少年時代の読書傾向からして、ちょっと怖かったです。でもひしひしと伝わってくるぬくもりのような感じは、私にとって救いでもありました。


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