ART織田の


週末画廊日記


1999年8月28日版

8月28日

九十九伸一@福岡市美術館。ボイジャーのロマン。


空の星をつなげて私たちは星座と呼ぶ。ま実際は宇宙は広く、星の光が届くのはくそ程長い時間がかかるので、広い空間と時間差を無視して、つなげちまって、無理矢理2次元化してるわけだね。そういう訳で星座も十分にロマンチックだが、星座をくずしにかかる天文学も負けず劣らずロマンチックだ。で、さらにそのあたりを含めて、九十九さんの作品もロマンチックだと、僕は思う。星座をちりばめたような展覧会場で、宇宙をさまよい続けるボイジャーにも似た立体がゆらゆらと回る。ちょっとスタートレック的感傷に浸ってしまった展覧会だった。


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