ART織田の

週末画廊日記


11月23日版

11月23日

奥秋さんの個展に行った.蕨(わらび)手文様が息づいていた.


 

羊歯(シダ)については,私は多少の恨みがある.農学部の学生だった私は必須科目の植物学概論の テストで全体の80%を占めた羊歯の問題を,私は全滅させてしまった.で,単位を落としたという それだけの逆恨みである.それくらい羊歯の生態は複雑なのだという話.
さて,奥秋さんの絵の中心に蕨手文様というワラビが配置してある.わたしにはそれがワラビに見えた( そのまんまやんけ).そのワラビの胞子嚢から胞子がはじけ,発芽し,分生子を形成しているように 見えた.
ところで,絵のキャプションには女神とか神話とか書いてあったが,交配ということをしないワラビは そういう意味では無垢なのだと思う.  


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