ART織田の


週末画廊日記


1月22日

阿部守@宇久画廊。奇妙な箱はきれいに全焼した民家を思わせる。

まず最初に宇久画廊。ワンルームマンションの一室で、一見非合法ダビングビデオの販売か、非合法健康食品の販売店風でもある。ま、実際は大変良識のあるすばらしい画廊なんですけどね。まあ呼び鈴押すときはどきどきしましたけど。あんまりオープンしていないそうなので、事前にアポイントメントを取ったほうがよさそうです。
今回の作品なのですが、阿部守さん、平面もかなり悶えさせるよさがあります。こう、もやもやいじいじした細かさが、アート好き変態コレクター(ラテン系)の心を震えさせます。立体も同じ。優れた焼き物のように悶えさせるものがあります。
そしてテーブル(非売品)。「古い板塀の隅でのエントツと月面の密会」という風情を感じさせます。誰しも欲しいと思うこの一品、非売品なのが残念至極です。参りました。


日記のページへ
ページ先頭へ
前の日記
次の日記