ART織田の

週末画廊日記


12月7日版

12月7日

モリタミホはもはや地元の作家ではない.メジャーとして十分通用し得る作品だ.


一枚の絵から洞窟を一つ掘ろうかと思うような作品だった.この作品は,そびえたつ壁であり,熱い鼓動だった. 本人は小柄な女性なのだが,テーブルのような木の板に主に赤と白と黒の彩色を塗り込めた作品は驚くほど力にあふれている. プリミティブな臨場感,緊迫感のある個展会場は,このままニューヨークへ輸出しても,十分な評価を得るのではないだろうか. それとも,いっそ全部買いあさって洞窟でも掘るとするか?(いったいどこに)
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