ART織田の


週末画廊日記


4月1日

楽只(rakusi)@アクロス。再び書道について考えます。

文字という範囲内で、表現したり美を追求したりする書道は、「美術」という範疇には入らないものの、限りなく美術と同一なものであると考えます。例えばみなさんが今読んでいるのはHTML付のテキストデータ―です。こーんなことができますが、まあたいしたことではありません。みなさんがちょっとほくそえむ程度ですね。しかし、下の「我有」を見てください。とりあえず「我有」という意味はさておいて、なんちゅう放埓で投槍で気持ちの良い字でしょうか。字の視認性を(ある程度)捨てて、字を書くことそのものが情報をもっていく。文字情報ではなく、形そのものへの感動という点では、書道は限りなく高い美術性をもっているといえるでしょう。従って、書道の字は読めなくても大丈夫。"Don't think. Feeeeel"とブルース・リー先生もおっしゃるとおり、ひたすら感覚に頼るのがアート織田流です。これからも書道展、おじゃましたいと思います。


会場で撮影


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