ART織田の


週末画廊日記


6月9日

岸田淳平@プティ・ミュゼ ニ・ニ・セフィニ。若い!

テレビに沢田研二が出ていた。本人いわく「じじい」とのこと。私から見ても「おっさんやなぁ」と思う。それだけに、昔の映像が出るとつくづく「若い」と思う。沢田研二だけじゃなく、TOKIOやV6ですら、昔の映像を見ると笑えるほど若い。この画廊日記ですら、昔のは見たくない。学生時代の作文なんて、死んでも見たくないと思う。画家もやっぱりそういうところはあると思う。
ニ・ニ・セフィニで見たのは岸田さんの昔の版画だった。「いいなぁ」と思うと同時に「若い」と思った。精神の研ぎ澄まされ方が若若しく鋭い。線に切れがある。若いころ(といっても40くらい?)から、これほど良いものを作りつづけているのだなぁと、つくづく凄い作家だと思う。
一方岸田さんは、これ以降版画はやっていないと聞く。納得いかなかったのか、疲れたのか。これら秘蔵の版画を公開されて、実は死ぬほど恥ずかしいのかもしれない。そうだったらごめんなさい。消してくれなんて言わないでね。


会場で撮影


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