ART織田の
週末画廊日記
ヨシナガコウタク@貘
たとえば映画「イレイザーヘッド」。むずむずするような、怖いような、人によっては気持ち悪い感じもする部分。世の中の事実をそんな風にしか描けない事がある。世の中の不条理、矛盾、危機感、いかんところ、へんなところ、内面の怒れる若者:ヨシナガコウタクはそれを正面から受けて、精密な筆先で、ストレートに、大きなパネルに書き上げて行く。アツイです。表現者はここまででなけらないかんのでしょうか。おっさんの私も若かりし頃はかなりヤバイ人でしたが、それは昭和の話。って出たよ昔話。いや、この絵はすばらしい。絵と言うかかきっぷりが見事。思わず腕組みで鑑賞。