基本的にイマジネーションが膨らむ作品はよい作品である。ペペ・シマダの作品はストーリー性が高く、事実一遍の詩がそれぞれの作品に添えられているが、見る人をその独自の世界に誘う。
上の作品は流しアコーデオン弾きのフランス人ジョルルルイ(←勝手につけた)が、客に1曲弾くとう設定だが、今にもじゃあ聞こうじゃないか、って感じになる。
実はこれ2枚の連作になってて、次の作品ではジョルルルイはもう仕事を終えバーで一休みしているのだ。
景気はどうだい、ジョルルルイ。こっちは年比がクリアできなくてさぁ、営業さん安く売るしさぁ。180円のが100円だぜ、儲かるわけねぇーって。
ジョルルルイは笑って答えない。
|