会場にて
福岡教育大学美術教育はレベルが高い。今回は院生展にお邪魔したが、まずその巨大な作品に驚いた。
まるで気球が工事現場に落ちてきたようだ。なんて第一印象を持ってはいけない。いけない事はないけど、もっと良く見ないと、作品というものは味わえない。
おそるおそる触ってみる。帆布のようなものに、蝋が縫ってある?ようなもの。ロードスターの幌よりやわらかい・・・。で終わってはいけない。
この屏風のようなものがいいね。おちついた赤色。中から灯る明かり。デローっと伸びた、長袴のような部分。なんだか「かぐや姫」の舞台装置みたいだね。ふーん
と見渡してみるとタイトルがあるじゃない。「瓜実顔」・・・?
武内さんに読み方を聞いてみる。「「うりざねがお」でいいんですよ。日本人を代表する顔という意味でつけてみました」
やっぱり和風なんだよねぇ。どうせ私は丸顔ですけどね。ちなみに顔の面積と額の面積がほぼ等しいんですよ。
背より高い鉄骨の骨組みに、かなりの面積の布。とても労力を感じさせる、迫力のある瓜実顔だ。「参りました」とりあえず、ただそう思った。すごい。
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