ART織田の
週末画廊日記


3月30日

書道を巡る探訪


DMより

JOHN GRAHAM さんと、前崎鼎之さんの「版画と書の二人展」@アクロスを見ました。
で上の書ですが、何て書いてあるかわかります?。まあ上の部分が切れてますし、切れてなくてもわかんないと思いますが、まあそれはそれでいいのです。(正解は「そら」でした。)ただ見ていて、ちょっと個人的に面白い発見をしました。なんだか、ちょっと、週末画廊日記のロゴ的かなと。
週末ロゴはうちの先生、ドクトール・フランツ・カフカによるものですが、ほら、漢字って起源は象形文字じゃないですか。だからかもしれないけど、人の形とか、物の形が字になりつつ、一方で部分部分(あるいは全体)がフォルムとして感情を持っていくような。
そう思うとこの字もすごく躍動的なのが伝わってくるような気がするんですけどねえ。うん。
カフカ先生はこのマークの他にもいろんな落書きを残してらっしゃる。中には有名な「流刑地にて」の磔シーンの落書きもある。一方で漢字の「市」というのは、人が磔になった事を示す字だと聞いた事がある。で、先生のその落書きを見ていると、何となくそれを思い出すのだ。こういう見方っていうのは、かなり邪道だろうし、そればっかじゃないけど、字っていうのは、「動」の部分が感じるのかなぁと、いかにも偉そうなことを書いてしまうわけだ。などと考えながら見てました。
でグラハムさんの版画もやはりそれに近い部分がある。線のびびれ方とか、そういう所で結構主張してくる。
そういうわけで、最近「書」を見るのが面白くなってきました。


日記のページへ
ページ先頭へ
前の日記
次の日記