アート織田の週末画廊日記
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2004年2月16日

タイトル: 常設展示「近代の日本画」
作家: 富田渓仙 他
場所: 石橋美術館


ポスターを撮影 (A5302CA)

 日本画は難しい。私のような入門者には、どれも同じように見えるし、ぜんぶ80点にも見える。「これ超マジでやばいっすよ」とならない一方、筆遣いはどれも神業にも思えるというわけだ。
 題材にしても、写実的な静物も好きだし、笑えるようなデフォルメも好きだし、ダイナミックな山水も好きだ。平凡に均一に好きだ。
 しかし、そこから先が一歩も進まない。要はもう一つ気持ちが入らないのだね。降って来るような美しさというか、にじみ出る霊感というか。
 「日本画というのは、そもそもそういうもんじゃないのよ」「あんたが勉強不足なのさ」「いいのを見てないからだよ」とか、いろいろ聞こえてくるような気がしますが、まあ全部その通りのような気もします。
 とりあえずもっといろいろ見てみたいですね。

 というわけで、どうも今の所すっきりしていない日本画です。もしかしたら私に和の心を理解するDNAがないのかもしれませんね。やっぱアート織田フランス人説は正しかったのでしょうか。いや、日本画は世界でも高い評価があるので、そうじゃないだろうと。
 あるいはファミレスの味に馴染んだ子供のように、実は絵オンチになっているのでしょうか。
 くそー、やっぱファミレスでもジョイフルばかり通っているのが良くないのか、あーせめてガストにすれば良かった、いや、ホカ弁でノリ弁ばかりに執着するのが良くなかったのか、あーせめてノリタルにすれば良かった。
 そういうわけで、出直します。はい。
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