アート織田の週末画廊日記
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2004年6月13日

タイトル: ザ・ルーム
作家: 末次伸史
場所: 貘


会場にて撮影 (A5302CA)

 CGで作られた作品群。えらい変わり者の部屋という部屋が、空想力豊かに展示されている。
 自意識の化け物である私は、こんな中でも、自分に向いた部屋を探してしまう。(ばか)
 で、撮影したのが、この読書部屋。でも、椅子は足が生えてて勝手に動くらしいし、読書スタンドさえも、足が生えている。だめじゃん。って感じだけど、ユーモラスでいいね。
 しかし、これは卒業展示のものなので、驚く。うまいもんだ。世の中、才能のある人間はいるものだ。1点1点をじっくりながめると、いつの間にかかなりの時間がたっている。
 1部屋ごとにストーリーがあってあきないわけだ。十分楽しめる作品群。おみごと。


 もう一つこの作品が気に入ったのは、クローネンバーグ味カフカ風だったから。(今回先生は出ません)
 カフカ先生といえば、最近手紙しか読んでませんね〜。手紙の現実味がいいかなと。
 空想と現実。画廊でこうした、すばらしい作品を見て、楽しんで、けど、画廊を出れば、親不孝通りで、テレクラの角を曲がる、みたいな、ちょっとハードボイルド(ちがうか)な、楽しみ方もあります。未来世紀ブラジル入ってます。

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