アート織田の週末画廊日記
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2004年8月9日

タイトル: 少年ノ時、空。
作家: 野村佐紀子
場所: Art Space 貘


DMよりスキャン

 今年も夏が来て、野村さんの個展が始まった。楽しみにしている個展なので、初日にお邪魔した。
 今年の私は、一年くらい会わない人からは「びっくりするくらい変わった」といわれるくらい、去年よりダーク・ゴシックな世界に浸っている。従って、今回はそれをキーワードで。
 個展を観ている間、ずっと、頭の中はエレクトロ・クラッシュだった。ブラック・ストローブな、あのビートが頭蓋骨に響いていた。
 ダーク・ゴシックとは、現実を見つめる一つのムードである。スカルのシルバー、ウォッシュの効いた皮シャツ、ダメージド・デニム、例えばそんなファッションである。私の場合は、それに求道者的な暗さが加わり、余計鬱陶しくなるのだが。
 まあ、私の事はおいといて、野村さんの写真は深く暗いムードがあるものの、あっさりとした感じがある。えらい違いだ(あたりまえだ)。これは「優れた芸術写真」なのだ。決してムード一本槍、堕落退廃倦怠倦怠の誰かさんではなく、洗練されたセンス、技術、考えが、ちゃーんとあっての写真ですから。
 とにかく、あこがれの写真、コアなファンの私には、解説できないほど有り難いもの、感謝満足の一日でした。


 最近「求道者」という言葉を知りました。キリスト教では、教義の勉強はするけど、洗礼を受けていない人の事をいうようです。まあ、私ですかね。
 そんなこんなで、形から入るのがダークゴシック(ほんとか?)、Rdiusで袖が皮、胴体ズタ袋風のシャツを予約しました。9月頃にはお目見えすると思いますが。
 いよいよヤバイ人みたいです。西大名以外は歩けそうもありません。
 今日の報告。ニシキゴイの予定でしたが、店員の手違いでアンニンになりました。東京湾景風で似合わん。

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