アート織田の週末画廊日記
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2004年8月15日

タイトル:MOMO展(グループ)
作家: 世利好薇
場所: ギャラリー風


会場にて撮影(INFOBAR @ au)

 「文章とぜんぜん違う」と私はよく言われる。実物は出会い系にでもいそうなくらい暗い人だ。世利さんの絵はどうだろう。
 世利さんという人は特に親しいというわけではないが、たまに線路沿いの窓に意味不明なくらい大きなぬいぐるみが干してあるとか、リアクションに困るような話を投げてくる。
 絵のほうはというと、人と植物をモチーフとした、割と高尚な感じで仕上げてくる。もしかしたら、この人はデリカシーがあって、上品で知的な人かもしれない、とまで思わせる絵だ。
 いや、意外と、人はみかけによらないし、実際そうかもしれないが、油絵の具をこんなに上品に塗り重ねるには、やはり人柄が・・・と、いう気もしなくはなくなくない。
 しかし、この文章、本人が読んだら何というだろう。
 絵は人である。という自説が裏づけられるだろうか。と不安になるくらい、雰囲気の良い絵だった。


 実際私は暗い。昨日も図書館でナグ・ハマディ文書(初期キリスト教の異端グノーシス派の外典)や「異端辞典」などを読んでたくらいぁゃιぃく暗い。もっともそんなもんが春日市図書館にあるのもどうかと思うが。
 そいでもって、こういう乱文を読んだ人が、どんなにファンキーで楽しい人だろうという現像を抱いても、それとギャップがあったとしても、どうか悪意を持たないでほしい。
 ただ、私にとって、アートとは(象徴派的に)生き方であって、書くこととは必ずしも一致しないようだ。コレクションやファッションとは一致しても。

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