アート織田の週末画廊日記
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2004年9月19日

タイトル:ジャケ写音楽小話
作家: ブラック・ストローブ
場所: ケミカル・スイート・ガール



 いきなりかなりヤバイです。ジャケ写からして、反社会的、ダウナーで、ダーク、騒音撒き散らし、ご意見無用、大人はわかってくれない的、何見てんだよ〜的な、箸にも棒にもかからない、っぽい感じがムンムンですけど、中身はそれに負けず劣らず、お父さんこんなもの聞いてどうしちゃったの、何があったの?という小芝居をうちたくなるような、泣きの入ったエレクトロを聞かせてくれちゃってます。
 ブラック・ストローブ(イヴァン・スメッジ&アーナウド・レボチーニ)最高!!
 まあ、内容的には見ての通り!ヤバイものですが、内面ではじけたい時にはじけさせてくれる、人生後ろ向きになりたい時に後ろに向けてくれる、信頼のブランドというものですわ。
 一方で、残念ながら普通に社会生活をそれなりに満足に送っている方、あるいは、真っ当に対処されている方々には、ただのうるさい音にしか聞こえないかもしれません。


 大切な部分は、「特に内容がない」ということですね。雰囲気だけ。一見矛盾しているようですが、それがいいんです。もっともまあ、事実上反社会的だと食っていけなさそうだし、そこまで真剣に生きていもいないし。「見せかけこそ重要」と言ったのは誰だったか?
 それが何になると言われても、何にもならんですけど、言いたかぁないですが、イメージにおける自己実現の一環とでもいいましょうか、そんな人です、とまあ、名詞代わりにと思いまして。ってこのジャケ見せられてもってですか?

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