アート織田の週末画廊日記
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2004年12月5日

作家: 長峰麻貴・平岡昌也
タイトル: 個展
場所: 3号倉庫


部分 会場にて撮影(Infobar@AU)

 先日、映画「スカイ・キャプテン」を見てきました。メカデザインのパクリ横行、スジなしヤマなしの30億ドブに捨てたような、素敵な映画でした。DVD買おうかしら。
 さておき、全国30万人の飛行船ファンのみなさん、こんばんわ。ついにこういう現代アート作品がきましたね。30万人の中には「何だって飛びゃーいい」っていう人も多くいらっしゃいますが、今回飛んでいるのは、パン2種類・あとビルみたいなの、あと風車1基ですね。
 特にパン工場勤務の私、密かに「何でカビこないのかな?」と察しながら見ましたが、どうも本物っぽい。しかし、やられたっっって感じです。どうしてこんなラブリーな作品を自分で作らなかったのか。今更しれーっと真似しようかいな、と盗作意欲まで掻き立てられる作品でした。


部分 会場にて撮影(Infobar@AU)

 平岡さんの作品、とうとうここまで来ちゃいました。前から「生きた虫」との指摘の多かった「うんう(雨滴)」ですが、ついに号で区切られた画面からはみ出して、自生してますけど。
 かろうじて額でさえぎってますが、最終的には、画廊内外、いたるところに繁殖していくのではないかと、場外乱闘の予感を感じさせる、今回のこわおもしろい、展示でした。
 がんばれうんう。


 日記ですが、このページで400回を迎えました。
 正直なところ、止める機会を失ったというのが現実でしょう。自己の中になる書くべき事などは、とうの昔に書き終えてしまって、今は実際もっともつまらぬ人間として、極々小さな幸福の中にくらしておると。そういうわけですな。
 そうしているうちに、クリスマスが来ます。教会では、クリスマスとは「アドベンド(待つもの)」であると教わりました。
 忍耐から待望へ。これは私の中では、大きな変化なんですけどね。

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