アート織田の週末画廊日記
WEEKEND_GALLERY.log

2004年12月11日

作家: 瀬戸口朗子
タイトル: 個展
場所: ギャラリー久光


部分 会場にて撮影(Infobar@AU)

 書きたい絵を描く。というのは本当に途方もない作業である。作家としてスタートする、この道のり、あるいは、まさに、人生をかけた到達であるのかもしれない。
 ともかく、瀬戸口さんの作品は初々しい。絵の具が、画材が好きだ、あるいは、画材を通じて心を託す、その気持ちというものが正直に感じられる。「頼むぞ絵の具っ」という感じだ。
 そういう意味で、瀬戸口さんはすごく頑張った。絵の具は垂れ、染み、盛り上がり、実は絵の具が頑張ったのかも知れないが、とにかく頑張った。絵の具とのコンビネーションがとれている。
 そういう意味で、すごく良い絵だ。ベテランと呼ばれる人たちでも、こうも絵の具がのるかどうかわかったもんじゃない。
 いいなぁ。と、うらやましくも、楽しみな作家である。がんばってください〜。


 というわけで、言葉の無力さに絶望し、言葉とのコンビネーション・ゼロていうか、仲たがい。文章から私を嫌っていると思われるコーナーです。  この「小さき者」は、最近ドラゴン・ベアードのスニーカーを買ったところで、もうだめ。お金ありませんね。もう当分、服はユニクロ以外買いません。
 あとハルカリのCDを買いました。一言言わせていただきますが、反則ですね。
 何が反則っていうかというと、谷川俊太郎です。
 そこそこのレベルで楽しんでいるところに、現役では日本の頂点の詩人が、詩を書いたり朗読してたりするんですよ。モスキート級の試合に、ヘビー級が乱入するがごときです。
 そら、格違いに良い詩なのは、インチキ詩人の私にもわかります。はっきり言って泣けましたけどね。
 まあ他も良かったです。前作をすごく凌ぐアルバムでした。

日記のページへ
ページ先頭へ
前の日記
次の日記