アート織田の週末画廊日記
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2005年4月7日

作家: 末藤夕香
タイトル: 個展
場所: アートスペース貘


 古いものには魂がこもっている。小泉八雲ではないが、そんな気もする。その新品の価格がどうであれ、使い込んだものには、価値以上の風格が備わっていく。
 今回の作品は(おそらく)カンニュウの入ったような古い磁器の写真を拡大してはりつけたものだろう。それが壁一面にこうやってはってある。「すごーい」という、それだけで伝わってくる。良いアイデアだ。
 10年前の私は、陶器には興味を示したが、骨董品はさっぱりだった。ガキである。今は骨董品が好きで、新しい陶器は恥ずかしい。
 それもどうかと思うが、たんなるジジイか知らないが、やはり厚さの違いを感じる限りである。アクセサリーの類もそうだ。アンティークがいい。
 その重厚さを利用しつつ、そのものを訴える展示。よーくわかりました。


 絵画面では、中世キリスト教絵画への興味が増してきました。ゴシックってやつです。見る絵、好きな絵と違って、勉強したい絵は違いますね。そもそも象徴派とゴシックってのは、切っても切れないってやつで(本当?)、中島美香の今度のCDは買ってませんが、個人的にはちゃんとつながってます。
 あーイタリア行きたい。

 というわけで、今日のひとこと。
 いつもおんなじ格好してます。黒白好きです。


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