アート織田の週末画廊日記
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2005年5月26日

作家: 大江良二
タイトル: 猿渡瞳著「瞳スーパーデラックス」の挿画を中心に
場所: 楽


 16年間がんとの闘病生活を終えた猿渡瞳は言う。「毎日を生きることそれだけが大切」
 他方ムルソー君は言う「人生に価値はない。ただ一つの運命が一人の人間を選ぶ。我々は皆特別に選ばれた人間なのだ」
 聖書にこう書いてある「あなたがたは世の光である。山の上にある町は、隠れることができない 」(マタイ5−14)
 先生は言う「病気であることは私にとって子供がお母さんのエプロンを掴んでいるようなものです」
 私にとって人生は「呆然と口をあけて終わるのを見ている」ようなものだ。
 ただこうした絵が慰めに通り過ぎている、という印象の、ひたすら印象の色彩であることだ。


 はい!あいかわらず絵の話題ではありませんでした。
 私の場合、瞳さんその他のように、単純化出来ていないのですね。煩悩・欲望・希望・絶望・恐れ・その他が、脳みその襞に沿うように、複雑に入り組んでおります。
 その上、意外と健康体だし、その上、健康に気を使っていたりもする。デルモンテ野菜ジュースを飲んでたりする。タバコも吸わない、酒も減らした、ダイエットとか言ったり、健康とか、環境とか、まで言う。アウトサイダー改め、小市民だ。
 そうやって、仕事をしたり、DVDを見たりして、また一日が過ぎていく。

 というわけで、今日のひとこと。
 わかりまーせん


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