アート織田の週末画廊日記
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2005年8月24日

作家: 金子恵
タイトル: 個展
場所: レコルテ


会場にて撮影(部分) Infobar@AU

 描きたいという本能は誰にでもある。例えばうちの先生。表紙のマークに使っている絵も、先生の落書きだ。机に伏している人、フェンシングをする人、裂かれる人、こうしたヘナヘナで素敵な落書きを、マックスが沢山取り上げている。
 個展の中では野性的なドローイングが個人的に気に入った。設計図をもたず、描きたいものを本能的に描くという、まるで人生のような、まるで判らない試験の答案用紙の裏のような、退屈な授業のノートの端のような、右脳の隙を付いて流れ出すような、描き方である。
 色なり線なり、恐るべき集中力で細かく打ち込む濃さで、見終わるとおなかいっぱいになる作品。いい個展でした。


 僕のように集中力がない人。こういう人は何事も成せないわけですが、結局のところ、とくにするべき事もないような感じですね。
 「純粋に、死んで行くのを待つ(ムルソー)」というくらいなもんですわ。
 「食う寝る遊ぶ」とはかなり前のセフィーロ?のCMでしたが、チープな食生活、慢性の睡眠不足ときた日にはあとは遊ぶだけ、と思いきや、何でかしらお金がない!
 とうわけで、出来る範囲で小さく遊びます。遊び小さけりゃ人生小さい。以上。

 というわけで、今日のひとこと。
 「人生、女とワイン」(言いましたね?)


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