アート織田のジャケ写音楽小話
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2005年9月19日

作家: Ivan Smagghe
タイトル: Fabric23
場所: Fabric Records


ジャケ写

 無機的で非人情、捉えどころのない、虚無的人格と不安なワルさ。イヴァン・スメッジはマイナス・マイナスで来た様な気がする。
 本作品はDJイヴァンなので、ブラックストローブとしての作品は入っていないようだ。
 しかしこのアルバムは、見事に彼の持つ無常観と現代性に満ちている。
 この吊るされた人物と、突き出た骨のようなアンテナ、しかもポジ。みたいなジャケ写の下は、見事に金属の缶のようなアルバムケースの中に、ブルーのCDが納まっている。
 以前ほど重くはないサウンドは、しかしながらより無機質で、将来の不安をいっそ盛り上げ、悲しい気持ちにしてくれる。


 とにかく、あとはファッションである。アート、音楽と同時にくるものは。
 所詮は人間、外見ですしね。
 人生が地味で来るなら、ジャケットくらい一発カマスべきでしょう。
 ハードでモードなら言うことなし。

 というわけで、今日のひとこと。
 最近のお買い物 roarの2丁拳銃ニットキャップ


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