カリグラフつきの絵です。まず、カリグラフ。カリグラフは文字のデザインをもって、イデアを表すという、なかなか魅かれるものがあります。
しかもその内容が、聖書なんですね。啓示的にはまってきます。
これはコリントの信徒への手紙二 4章18節(新約聖書330P)です。
わたしたちは見えるものではなく、見えないものに目を注ぎます。見えるものは過ぎ去りますが、見えないものは永遠に存続するからです。
しかし、なんと象徴派的な文章でしょうか。モローは「目で見るものは信じない・・」などと申しておりましたが、この言葉の象徴派的解釈と、聖書的解釈の交わるところが、まさに私が求めるところ、人間の内面と霊の合一、その言わざる表現化、などなど、でございます。
で、絵は、そのどろどろとは関係なく、ピュアですがすがしい良さに満ちています。本当はこっちだろうと、誰でもがそう思う、すばらしい絵です。
じゃあ、なんでこっち側に行けないのかと。そこがまた問題であり弱さなのです。
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