アート織田の週末画廊日記
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2007年2月25日

作家: 伊藤若冲
タイトル: プライスコレクション若冲と江戸絵画展
場所: 九州国立博物館



というわけで、若冲ですね。
若冲は江戸時代に輩出した、「魅力的な作家」の一人です。
当時はまったく独創的でない、狩野派が主流だったわけですが、その中であふれる才能をもって、実験的あるいは斬新な作風を確立した一人が、若冲といえるでしょう。
この反主流、反体制、反権力、とまではいわなくとも、少なくとも、ロック魂があると、私は睨みましたね。
そしていまや、どの日本画よりも客が呼べる存在。
「日本画=つまらない、わからない、区別がつかない」というのを一気に払拭した人となったわけです。
この人についていえば、観に来た家族連れが、面白いとか、きれいとか、そんなんで楽しんでくれるのも許せます。
実際私も、この私でさえも、動物探ししましたもん。
それくらい飛びぬけてますね。
また円山応挙、長沢芦雪、曽我蕭白も良かったです。
当時はこうした優れた作品が、日本に目利きがいないばっかりに、海外に流出してしまったんですね。
まあ、今も目利きなんて、いやしませんけど。
九州で終わったら、愛知県美術館でやるようなので、ぜひ見てください。若冲絶対好きになります。

Tシャツ選んでます。何枚Tシャツを買えば、番長になれるでしょうか。


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