アート織田の週末画廊日記
WEEKEND_GALLERY.log

2007年3月3日

作家: 木沢和子
タイトル: Colour-Light -Reality
場所: art space 貘


会場にて撮影 (CACIO G'z One Type-R VGA by KDDI)

まずは、写真ですが、どうしてもバックが写りこんでしまって。ごめんなさい。

 なんだか、少し悲しく思える絵です。涙でにじんだ目で見たスカイラインのテールランプではないにしろ、クールであるはずの作品ですが、そう思える。
 それはきっと、見る人(私)の今の精神状態がそうなんだとは思いますが、なんだか切ない。
 「ありがとうと、言われるとなんだか切ない」とは宇多田ヒカルですが、離婚してしまいましたね。
 光沢のある紙に、赤と黒がにじんでいる、その絵は、いつも雨が降っているような、私の毎日と、どうも重ね合わさってしまいます。
 見つめていると心にまでにじんでくるような、鮮やかながら、どこか悲しい色。
 すれ違う二人、うまく届かない気持ち、エレジーとはあまりに古い言い方で、このようなすごく現代的な構成とは会わないですけど、鮮やかな色が逆にモノクロームを強調するように、蛍光色が寂しさを引き立てます・・・。

番長Tのポイントその1:人間もTも見てくれが全て。ディテイルよりインパクトにこだわれ!


日記のページへ
ページ先頭へ
前の日記
次の日記