アート織田の週末画廊日記
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2007年4月15日

作家: 大浦こころ
個展タイトル: 絵をきっかけとして、場所・自分・他者の関係を見る。感じる。
場所: アートスペース貘


会場にて撮影 (CACIO G'z One Type-R VGA by KDDI)

 会場に入ると、部屋を仕切るカーテンのように、一枚の絵がかけられていた。
 うっすらと、人の影を焼き付けたように、ぼんやりと浮かんでいる。
 個展の題と絵の題で考えさせられる。
 自分と他者。
 「いる人と行く人」とある。
 なかなかポエジーな作品である。
 あるいているような影に、ロセッティの優美さを感じる。
 誰でもが人生のはかなさについて、24時間考えている。
 「人の心にどのような印象を与えたかが生きた証」と昨日見た映画で言っていた。
 これは絵を描けない私が、日ごと「人は外見」と言い切るのに、違うが似ている。
 心に残るものが、目に映る虚構であり、それは本質の象徴である。と私は言いたいのだ。
 いや、この絵をみて、そう思った。
 理念>象徴>虚構>印象
 なかなか難しい。人に与える印象が決してプラスではないことをいつも申し訳なくは思っている。

番長Tのポイントその4:一日着たらエマールで手洗い。


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