アート織田の週末画廊日記
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2007年6月16日

作家: 浜井弘治
個展タイトル: 「誰も知らないジーンズ」
場所: アートスペース貘


DMを撮影 (CACIO G'z One Type-R VGA by KDDI)

 ジーンズ・デニム・ジーパン。
 イタリアを発祥とするこのボトムは、どういうわけか世界中の人々を魅了してきた。
 既に半世紀を生きようとする私も、ビートルズ来日からこっち、ずっとジーパンをはいている。
 ブーツカット、ストーンウォッシュ、ダメージ、スリムと流行に流されながらも、クローゼットにはいつもジーンズがあった。
 展示は折り重なった沢山のジーンズ(なぜラングナーが多い?)と、その分解図を壁に一面というものだった。
 みな、誰でもが、自分の理想のジーンズを求めている。
 自分を美しく見せる理想のシルエット、理想のオンス、履き心地、色(おち)、しわ、破れ方、などである。
 誰でもの人生が、1本のジーンズを求める百鬼丸的な旅である。
 しかし道のりは半世紀では足りず、私は足の弱い旅人でしかない。
 このDMには「ダレノジーンズ?」と書いてある。
 こういう意味では、仮に私が所有して履いている、このトロワゾのゴールドのデニムも、私のではないかもしれない。
 私のデニムは何処か?
 旅は終わらない、ヘッドライト〜である。

番長Tのポイントその7:足元はブーツ、ローテクハイカットスニーカー、トングサンダルの3種をもって決まる。


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