アート織田の週末画廊日記
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2008年3月9日

作家: 原泰樹
個展タイトル:COLOR PIECES BATTLE FIELD
場所: アートスペース獏


(部分)会場にて (SoftBank 913SH (Full Face) VGA)

雨の中の傘
毎日は打たれるかのごとくつらく、未来はかすかも見えない。誰でもが、暗闇の中を、冷たい雨に打たれ、運命に引きずられるように、奴隷のように進むかのごとく毎日を送っている。
ポジティブに考えを変えて生きたいが、あいにくそういう風には出来ていない。それよりも、ネガティブさを笑いたい。うちの先生も「変身」の朗読中笑い出したという。
ストレスが人生の雨ならば、傘が必要である。
友だちがいない私たちは、何が傘になってくれるだろうか。
これまで、みなさんはエレクトロ魂、バックラッシュ魂、といった精神論で戦ってきたと思う。
ポール・ニザンのような反逆心を絶やすことなく、ipod やブーツが支えとなってきたことと思う。
しかし、今日の絵もまた、それとは違った、安らぎにも似た、休日のような、さわやかさがある。
現代において、そもそも絵はそうあるべきた。
見る人を励まし、安らげ、生涯見守るものだ。
絵は近づきつつ春のように、きらきらと輝き、生活の暗闇を照らす。
そのような絵を見た今日は、少なくとも晴れた明日を迎えられるように思う。

服装戦線各駅停
 最近の趣味はブーツである。人から「ご趣味は?」と聞かれると、きっと「ブーツ(磨き)です」と答えると思う。どうしてこの年になって、そんな変態になってしまったんだろう?きっと夏の真っ盛りでも、10ホールの編み上げでいると、今から言っておく。でもそれで強くいられるなら、いい。ファッションとは所詮、自己顕示と自己満足である。

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