ART織田の


週末画廊日記


6月16日版

6月15日

源ギャラリーズ巡回.3人の個展を満喫した.


a.角間 貴生さん.相変わらず頑張ってます.

いきなり,今日が最終日なのでごめんなさい.引き続き「内宇宙的」的な表現だなと思った.きっと彼の頭の中に太陽風が吹いているのだろうという感じの作品だった.比較的小さい作品はとてもきれいな感じに描かれていて,かなり気に入ってしまった.その後少しつまらない事を喋った.彼はしきりに「男性復権」を訴えていた.まめに個展をなさっているのは大変良い事だと思います.今後も頑張って下さい.


b.狩野 信喜さん.引き続き「プロペラ」だ.

おそらくジェット機のタービンくらいの大きさのプロペラをつってある支柱には,黄色のペイントが施されていた.彼の中では,まだまだプロペラは未完成なのだろうか.なにせ,時代のかぜを受け未来へ回転していくプロペラなのだ.設計図に近づくにはまだまだ多くのプロセスが必要なのだろう.というか,同時に展示してあった設計図すらまだ未完成なのかもしれないし.逆に私には遺跡にも見えた狩野さんの作品でした.


c.世利 好薇さん.本人にお会いしました.意外な一面?

DMをもらった人は少し恐い印象を受けたかもしれない.私もその一人だった.実際作品を見ると結構そうでもない事が分かる.色彩はよりきれいで,どろどろした感じは少ない.特に立体は気に入った.プリミティブにデフォルメされた作品は凛々しい感じだった.小品に至っては微笑ましいというところだ.
帰ろうとしたところ世利さんに呼び止められた.芳名帳に記入した私のurlをみて,作家と勘違いされたようだった.それをきっかけに少し喋ったが,私などよりよっぽど明るい感じの人だった.
あえて,作品について個人的な感想を書くなら,落書きのような小品が,他の展示してあった比較的大きな作品よりも表現力を持っていたように思う.今後の活躍を期待しています.


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