ART織田の


週末画廊日記


2月8日版

2月8日

ギャルリー萬で梶村佳代さんの個展を見ました。若手作家の若い作品でした。


まず、靴を脱いであがった。床に敷き詰めたマット事体が作品の一部なのだ。白っぽい部屋に影のような等身大の写真、古いTV、デッサン用の彫刻、切り取られた数字が配置されている。緊張感のある感じだが、なかなか若々しい感じを得た。「美大生の作品か?」と思ったら梶村さんは本当に美大生だった。うん、いいね、わかいってことは。などとおっさんのような感想をもちながら2回に上がった。一段ずつ「みぎ」「ひだり」「ひだり」「みぎ」などと書いてあったが、足がもつれそうなので「すなまい」と思いつつ無視して2階へ。
床には配置された本物のリンゴと石膏のリンゴ、張り巡らされた数字の書かれたチューブ、顔コピーなどがあった。顔コピーは映画「摩天楼はバラ色に」でJフォックスがやったあれだ。というか、とても緊張感がある空間で、知的で若々しい感じのする個展だった。


時空について(部分)

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