ART織田の


週末画廊日記


6月21日版

6月21日

山田道夫個展報告。明るいさわやかな色彩のすばらしさ。


例えば、果物屋さんでオレンジを選ぶとき、色による選別が多く行われていると思う。おいしそうなオレンジの色というのを我々は知っているわけだが、それは経験によるものではないかもしれない。もしかして人間はおいしそうな色とかいうものを遺伝的にプログラムされていて、それは人間が共通して持っているものではないだろうか。
この個展の絵も、はっきりいっておいしそうだ。前回の報告では、おいしそうまでは言わなかったが、今回はまさにそそる色合いである。山田さんはこうした本能的な色を実に良く表現されているのだが、毎回残念ながらデジカメではその100分の一も表現できていない。


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