No.2.2002.6. トンチンカエル日本画を描くの巻。


なんと、今回は自分の描いたモノをのっけてしまいます〜。
トンチンカエルは、宮崎県立美術館で行われている「日本画実技講座」に参加したのであります。
この講座、すっごく楽しかったですよ〜!
そ・れ・は、指導してくれる先生が、素敵なアーチストだったから、ということに尽きるのですけれども・・・・。

講座のテーマは『日本画の材料で遊んでみよう!』で、対象は、日本画の初心者。 絵を描くのは中学校以来、という方もいましたよ。
それで、ま、デッサンの問題は遥〜か遠くにおいといて、とにかく、胡粉やら岩絵の具やら金箔やら・・・、日本画で使われる材料を駆使して(酷使して)、一心不乱にヌリヌリ&ノセノセする、というものなのであります〜ぅ。

し・か・し、モデルはカボチャさんであり、葱さんであり、オレンジさんであったりしますので、出来るだけモデルさんの気持ちになって美しく見せてあげたいもの。
(先生曰く『カボチャの気持ちになって描いてください。』)
または、カボチャの本質にせまるぜ〜的勢いでヌリヌリしてもいいわけであります。
(そんなの考えてるのはトンチンカエルだけですよ、もち。)

んで、まず鉛筆でスケッチして水彩で色をつけます。
それをトレースしまして、和紙ボードへ写し墨で線描。
それに下地として胡粉と黄土色を全体に薄く塗り、バックの方から岩絵の具の色を置いていきます。
モチーフには水干絵の具で下塗りをして、あとは、も〜好きなように岩絵の具をヌリヌリ&ノセノセしていくわけです。
(これは、日本画の描き方の一例です。決まりではありませんよ。)

んで、出来たのが、一番大きい写真。
う〜〜〜ん、全然日本画らしくありませんね。
たはは。トンチンカエルは、油絵を勉強していたんです。
それで、ど〜〜も、ど〜〜〜しても、油絵っぽくなるわけです。
ま、一応、日本画らしさを目指して挌闘してたんですけど、そんな簡単に習得できるものじゃないですからね。
それに日本の美術教育というものは、基本的に西洋美術ですから。
・・・というか、考え方自体が、西洋的になりましたから・・・。

そんなこんなで、日本画実技講座は、『日本人』についても考えさせられる講座でしたよ、まったくのトコ。

しかし、日本画の材料は、楽しい〜〜。
しかし、ひちめんどくさい、かつ、繊細。
し・か・し、美しいのですね。う〜ん、まったくのトコ〜。

p.s. 宮崎県立美術館&芸術劇場&図書館の公園は、素敵な場所です。
謎のギタリストもいて、いい音色が流れているんですよ。
れるび〜れるび〜、れるび〜、れるっび〜ぃ〜。


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