[スタートアップ]フォルダにプログラムアイコンをドラッグしておくと、Windows起動時にアプリケーションが自動的に実行されます。というのがあります。
つまり、その中にプログラム(またはプログラムへのショートカット)を入れておくと、パソコンが起動された時に自動的にそのソフトウェアを実行してくれるという、便利なフォルダです。
もしあなたの[スタートアップ]に見覚えのない設定があるなら、すなわち[C:\Windows\スタート メニュー\プログラム\スタートアップ]フォルダに見覚えのないプログラム(正確には、たいていはプログラムへのショートカット)が入っているとしたら、それは見直す価値があります。(なにも入っていないのでしたら、この話題はあまりお役にたてません。でも、まあ、よければ後学のためにご一読ください。)
さて、あなたはこれらの機能が必要ですか？
あなたがWordやExcelばかり使うのであれば、これらはとても気のきいたツールです。でも、WordやExcelを日に数回も使わないのであれば、「Office バー」は邪魔なだけですし、「Microsoft Office Find Fast」はほとんど意味がなく、逆にメモリを使いハードディスクをアクセスすることで、他のプログラムが軽快に動作するのを妨げます。
上記の例に限らず、ソフトウェアが標準設定でインストールされると、どのように使われるのかは関係なく、そのソフトウェアがもっとも都合よく動けるように設定することがままあります。
でも、それがあなたにとってよい使い勝手になっているとは限りません。逆にあなたにとっての使い勝手は悪くなってしまうことがよくあります。[スタートアップ]フォルダの設定は、そのような不都合(「小さな親切、大きなお世話」)がよくおきるところです。
そしてもし必要のない設定があるなら取り除いてみましょう。ファイルを削除するのがちょっと恐ければ、別のフォルダへ移すのでもかまいません。実際私は、「エクスプローラ」をつかって[スタートアップ]フォルダの１つ上の[プログラム]フォルダに[保存]というフォルダを追加し(つまり[スタートアップ]フォルダと[保存]フォルダはともに[プログラム]フォルダの中にあることになります)、不要な設定をそちらへ移しています。
そしてWindows 95を再起動してみましょう。もしかしたら、起動時間が劇的に短縮されるかもしれません。あるいは終了時間が短くなったり、動作が軽くなるかもしれません。
効果がなければ元に戻せばよいのですから、ちょっとの勇気と手間をかけてチャレンジする価値はあると思います。
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