更新日 : 1998/8/16

窓のおもり

我が家のパソコンのうち、
Windows 95にまつわるよもやま話です。

生活の知恵、ちょっとした工夫

我が家のパソコン 私にとってのWindows 95


生活の知恵、ちょっとした工夫

ここでは、パワーユーザでない方にむけて、パワーユーザでない私の行っている、そんな工夫のいくつかをご紹介します。

Windows 95の世界でパソコンを快適に使うには、最新モデルを購入しつづけるのでない限り、

とかの、無駄を省いて、もっと使いやすくするための、生活の知恵、あるいはちょっとした工夫というのが必要です。

パソコンの世界でよくある「ご自分の責任において」ではありますが、ちょっとしたことで大きな効果が得られるかもしれません。あなたも試してみてはいかがですか?

○無駄なソフトウェアが動いていませんか?
[スタートアップ]設定の見直し
○メモリが浪費されていませんか?
ディスクキャッシュサイズ上限の設定
○デスクトップに使わないアイコンがありませんか?
[デスクトップ]設定の見直し
○ダブルクリック、うまく使えます?
[マウス]設定の見直し、右ボタンの活用
○フォルダがぐちゃぐちゃになってませんか?
フォルダ管理の一例
○ハードディスクの空きは十分ですか?
ハードディスクのお掃除
○Wordのファイルがどんどん大きくなりませんか?
Word保存オプションの見直し
○ハードディスクが浪費されていませんか?
ドライブ容量の見直し


我が家のパソコン

いまある我が家のパソコンは、いわゆるall in oneタイプのノートパソコンです。置き場所の確保が難しかったために、このような選択となりました(使うときに本棚から食卓に出します)。

メーカ名、型番、およびハードウェアの構成は次のとおりです。購入したのが1996年夏ですからもうかなりの旧式ですが、メモリとハードディスクを増強して使っています。

メーカ名と型番 シャープ Mebius Note PC-A445H
CPU Pentium 133MHz
メモリ 48MB(32MB増設)
内蔵ハードディスク4.1GB(日立 DK227A-41)…大容量HDDへ入れ換え
その他 CD-ROMドライブ、FDドライブ、28.8Kbps FAXモデム
(標準装備品)
外付けPS-2マウス
PCMCIAカード経由外付けHDD 1.1GB
(PortableDock + 富士通M2714TAM:元内蔵HDD)


私にとってのWindows 95

Windows 95は「裏方」です。

Windows 95やMS-DOS、UNIXといったソフトウェアを、計算機にたずさわる人たちは「OS(Operating System:オペレーティングシステム)」と呼びます。
では、OSって何でしょうか?「Operating System」を直訳すると「操作の仕組み」といった言葉になりますが、これでは良くわかりません。

計算機科学の教科書によれば、OSとはおおよそ次のようなものです。すなわち、計算機を使っていろいろな仕事をするソフトウェア −ワープロとか、表計算ソフトとか、WWWブラウザとか− に対し、

  1. 計算機のハードウェア −CPUやメモリ、ハードディスク、フロッピーディスク、サウンドカード、ビデオカードなど− の細かな違いを隠し、
  2. 計算機のハードウェアの機能 −計算をする、情報を保存する、音を出す、映像を表示するなど− を、効率よく扱えるようにする。
というものです。いってみれば、いろいろな仕事をするソフトウェアに対し、それが働きやすい状況を整えてあげる黒子のようなものです。

えっ、よくわからないですって?
そうですね。車にたとえてみましょうか。
世の中にはいろんなエンジンの車、ガソリンエンジンの車とか、ディーゼルエンジンの車とか、はたまた電気自動車なんかがありますが、大体どの車でも運転の仕方は同じようになっています。これは運転をする人に対し、エンジンの細かな違いを隠し、同じような操作で扱えるようにしている、ということができます。OSもそんなことをするわけです。
車はみんなおんなじ風に運転できるのに、Windows 95とUNIXはぜんぜん違う、ですって?
う〜ん、エンジンがついてて道路を走る「車」も、自動車とオートバイでは運転の仕方が違いますし、同じ自動車の中でも右ハンドルと左ハンドルでは微妙に違いますよね?Windows 95とUNIXもそんな違いと思ってください。

Windows 95は「道具」です。

さて、車を持つ目的は、人によって大きく2つに別れると思います。
1つは整備とか運転、つまり車に関わること自体を楽しむため、です。もう1つは、車を使うことから得られること −たとえば単に移動すること自体とか、途中の景色を楽しむこととか、はたまた運転でお金を稼ぐこととか− です。
この両者の立場は大きく違います。それば、前者にとっては車を扱うこと自体が目的なのに対し、後者にとっては車を扱うことは目的を達成する手段でしかなく本当の目的は別にある、ということです。

これはパソコンについても同じだと、私は思います。
つまりパソコンを使う目的は、大きく、パソコンを使うこと自体を楽しむため、と、パソコンを使うことで得られること、に分かれると思うのです。さて、あなたはどちらですか?

CPUを最新版に入れ換えることや、より速いメモリや大容量ハードディスクへの交換、そういうことが大好きなら、前者ですね。一方、そういうことより、凝った年賀状をつくったり、面白いWWWページを探したり、可愛い電子ペットと遊ぶことが好きなら、後者です。パソコンは好きじゃないけど仕事なの、というのも後者ですね。

Windows 95、これは複雑なソフトウェアです。ですからその設定や微妙な使い方、裏わざを探して楽しむのも、1つの楽しみ方だと思います。
でも私は、Windows 95の上で動くいろいろなソフトウェア −たとえばWWWブラウザやグラフィックエディタ、ワープロ− を使いたいのであって、Windows 95自体を使いたいわけではありません。
私がWindows 95を使う時に本当にしたいことは、WWWページを見たり、絵や文章を描く、ということです。そのために私はWWWブラウザやグラフィックエディタ、ワープロというソフトウェアを使います。そして、それらを動かすための手段あるいは「道具」としてWindows 95を使うのです。

「道具」も手入れが必要です。

私がWindows 95に望むこと、それはただただひたすら黒子に徹し、私が本当に使いたいソフトウェアが快適に動作できるよう、CPUやメモリやハードディスクのお膳立てしてくれることです。でも実際はそうではありません。
Windows 95は使いやすいOSだという人もいるようですが、やっぱりいろいろと煩雑な設定を正しく行わないと、使いたいソフトウェアが正しくあるいは快適に動きません。使い続けるためには時々掃除や手直しもしないといけません。また各種のソフトウェアの中にも、自分が一番上手く動けるようにと、他のソフトウェアの迷惑を考えずに勝手にWindows 95の設定を変えてしまうものがあります。
ですから、車を使うなら車のバッテリがあがらないようにするにはどうしたらいいかを知っておくべきなのと同じように、Windows 95を使うなら、そのこと自体には興味がなくとも、うまくつかうための知恵や工夫は知っておいたほうがいい、と私は思うのです。本末転倒ではありますけど、ね。


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