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    * Abyssinian Standard ( TICA Standard )


  ABYSSINIAN BREED GROUP ( AB / SO )
頭部 (35) ボディ (30) コート・カラー・パターン (30)
 目 ・・・ 10   胴体 ・・・ 10   毛質   ・・・ 5
 耳 ・・・ 5   脚と足 ・・・ 10   パターン(ティッキング)   ・・・ 10
 目の形 ・・・ 5   尾 ・・・ 5   カラー   ・・・ 10
 マズル ・・・ 5   骨格 ・・・ 5
 プロフィール ・・・ 5   筋肉 ・・・ 5
 首 ・・・ 5

CATEGORY (*カテゴリー) ・・・・ トラディショナル 

DIVISION (*ディビジョン) ・・・・ タビー / シルバー・スモーク

COLOR (*カラー・) ・・・・ ユーメラニン系のカラーでアグーティ・パターンのみが認められる。



  全般

理想的なアビシニアン/ソマリは、全体的に中くらいのサイズで、王者のように堂々とした印象をあたえる猫である。
アビシニアン/ソマリは、フォーリン・タイプ(細身の体型)である。
オスは比較的メスよりも大きく、メスはオスよりも骨格が華奢で、一般的により活動的である。
アビシニアン/ソマリは、しっかりと発達した筋肉を持ち、動きはしなやかでヒョウのようで、まわりのすべてのことに生き生きとした関心を示す。 アビシニアン/ソマリのコートは、真珠のような光沢を持っている。
コート・パターンは、遺伝的にアグーティ (※1) ・ ティッキング(※2) 型で、均質な濃い色のティッキングが、それより淡い色のバンド(※3)とコントラストをなして、半透明にみえるような効果を与える。
アビシニアン/ソマリは、健康的で活気に満ち溢れており、身体的にバランスがとれ、気性は穏やかで、ハンドリングも従順に受け入れる。

※1 アグーティ  ・・・ 縞模様の毛色
※2 ティッキング ・・・ 一本の毛が2〜3の濃い色の帯で染め分けられている
※3 バンド     ・・・ 帯


  HEAD (*頭部)

☆SHAPE (*形) 
正面から見て、輪郭が丸みをおびた変形したくさび型。 鼻のブリッジから額にかけての線は、はっきりとしたブレイクなしに、高くなっていく。 頭部の長さは十分にあり、体全体とバランスがとれた長さでなくてはならず、額から頭蓋骨を超えて弓形に反った首にかけて、緩やかなカーブを描く。


☆EARS (*耳)
大きく、油断なく上を向き、先端は中程度に尖っており、耳の付け根は広くカップ(耳が深い)になっている。
そして、前方に向けてアーチ型(弧を描く)になっており、耳を傾けて話を聞いているかのように見える。
耳の毛は短く、皮膚に密着して生えており、毛の先端がカラー規定どおりの色になっていればより良い。
耳の裏側に、“親指の指紋”状のマークがあるほうが望ましい。


☆EYES (*目) 
アーモンド型で、大きく、輝きが豊かで、表情に富んでいる。 頭蓋骨の孔(目のくぼみ)は、目の形に沿ってアーモンド型であり、真丸やオリエンタル型ではあってはならない。 目のまわりの皮膚は濃い色で、そのまわりを明るい色の部分が輪状に囲み、目にアクセントを与えている。 目の上部の明るい色の部分に、鉛筆で書いたような濃い色の垂直の短い線が見られる。
目の横には、上瞼の延長に見える鉛筆で書いたような濃い色のカーブした線が見られる。


☆MUZZLE (*マズル)
正面から見ても、側面から見ても、頭部と調和したゆるやかな輪郭に沿っている。
顎は豊かで丸い形をしており、突き出たり、引っ込みすぎてはならない。 成猫のオスについては、あごが発達していても許される。
マズルが途中で切り取られたように見えたり、狐のような感じを与えたり、ウィスカー・ピンチ(※4)があってはならない。

※4 ウィスカー・ピンチ ・・・ 髭の生えている部分がはさまれたように窪む

☆PROFILE (*プロフィール)
平らな部分がなく、眉毛から鼻、そしてマズルにかけて緩やかなカーブを描く。


  BODY (*ボディ)

☆TORSO (*胴体)
長さは中程度で、しなやかで優雅。 筋肉は強く、よく発達しているが、荒々しい感じはなく、手で触るとしっかりしている。
肋骨は丸く、平らな部分がないこと。 背はややアーチ型(弧を描く)になっており、今にも跳躍しそうな猫といった印象を与える。
フランク(横腹・脇腹)は、おおむね平行で、タック・アップ(※5)があってはならない。
単に大きさよりも、プロポーションと全体的なバランスがしっかりとれていることが重要である。

※5 タック・アップ ・・・ 側面から見て、腹部から腰にかけての下腹部のラインがぐっと上がっている

☆LEGS (*脚)
バランス良くほっそりして長く、筋肉がよく発達している。 アビシニアン/ソマリは、地面から十分に体を持ち上げて立つ。


☆FEET (*足)
楕円形でコンパクトにまとまっている。 立っている時は、まるでつま先立ちをしているような印象を与える。


☆TAIL (*尾)
長く、先にいくほど細くなっている。


☆MUSCULATURE (*筋肉)
大変よく発達した筋肉を持つが、荒々しさはなく、しっかりとした手触りである。


  COAT / COLOR / PATTERN (*コート・カラー・パターン)

☆LENGTH (*長さ)
アビシニアン(AB) ・・・ 弾力性のある手触りで、輝くような光沢を持ち、きめ細かい毛質である。
コートは中程度の長さで、1本の毛に色の濃い部分と淡い部分が交互に繰り返してバンド状に現れるが、そのバンドが4〜6回見られる程度の長さがなければならない。
コートはボディに比較的密着しているが、アンダー・コートは十分なければならず、つるつるした印象を与えてはならない。 ウールのような毛質は望ましくない。
コートは背骨の部分で一番長く、鞍部、脇腹、脚、頭部にいくにつれて徐々に短くなる。

ソマリ(SO) ・・・ 手触りが大変柔らかく、非常にきめ細やかな毛質で、ダブル・コートである。
セミロングぐらいの長さであるが、肩の部分の毛はやや短くても許される。
毛が密集して生えていればいるほど良い。 ラフ(首の下の長い毛)や、ブリーチ(後脚の裏側の長い毛)がある猫の方が好ましい。

☆PATTERN (*パターン)
コートのパターンは遺伝的にアグーティー・ティッキングであり、均質で濃い色のティッキングが、淡いバンドとコントラストをなして、半透明に見える。


TABBY DIVISION (*タビー・ディビジョン)
タビー・ディビジョンのアビシニアン/ソマリの毛色は、温かみを持った色でなければならない。

☆COLOR (*カラー)
RUDDY (*ルディ) ・・・ 
オレンジ・ブラウン ( またはバーント・シエナ:赤土色 ) に、ブラックまたはダーク・ブラウンのバンドが2〜3本ティッキングされている。 
毛の先端は一番濃い色で、根元はオレンジ・ブラウンになる。
短い毛が生えている体の部分でも、ティキングのバンドが1つ以上なければならない。
背骨に沿って毛色がやや濃くなっていても、ティッキングが完全であれば許される。

ボディの下側、胸部や脚の内側は、均一のオレンジ・ブラウンで、ティッキングや、バー ( 縞模様 ) 、ネックレス ( ネックレス状の模様 ) や、ベリー・マークがあってはならない。
カラーは温かみのある、アプリコット色から暗い赤褐色までバリエーションがあるが、より濃い色が好ましい。 ホワイト、もしくはオフ・ホワイトの色は、喉の上部、唇、鼻孔のまわりに限って認められる。

尾の先はブラックでなければならず、リング (輪状の模様) や、グレーかかった色調があってはならない。 ポウ・パット ( 肉球 ) は、ブラックか、ダーク・ブラウンで、指の間とポウの部分にかけてはブラックでなければならない。
目の色はゴールド、コッパー ( 銅色 )、グリーン、ヘーゼル ( うす茶色 ) のいずれか。
色が豊かで深みがあるほど良い。 ノーズ・レザーは赤レンガ色。


SORREL (CINNAMON)
(*ソレル (シナモン) ) ・・・
ソレル(栗色)・レッドに、シナモン色のティッキング。 尾の先はシナモン色。
ソレル色が濃く、ティッキングが均等であるほど好ましい。 ポウ・パット ( 肉球 ) は、ピンクで、指の間とポウの部分にかけてはシナモン。
目の色はゴールド、コッパー ( 銅色 )、グリーン、ヘーゼル ( うす茶色 ) のいずれか。
色が豊かで深みがあるほど良い。 ノーズ・レザーはローズかかったピンク。


BLUE (*ブルー) ・・・
温かみのある柔らかいブルー・グレーに、濃いブルーのティッキング。
ベース・ヘアーとボディの下側、胸と脚の内側は淡いクリーム色。
背骨に沿った部分の色調は、ボディよりも濃い。 
尾の先は濃い色調のブルー。 ティッキングがよく出ていて、均一である方が好ましい。
ポウ・パット ( 肉球 ) は、ブルー・モーブ ( 青みがかった暗い赤 ) で、指の間とポウの部分にかけては濃い色調のブルー。
目の色はゴールド、コッパー ( 銅色 )、グリーン、ヘーゼル ( うす茶色 ) のいずれか。
色が豊かで深みがあるほど良い。 ノーズ・レザーはダーク・ピンク。


FAWN (*フォーン) ・・・ 温かみのあるピンクがかったバフ ( 淡黄褐色 ) 色に、より濃い色調のピンクがかったバフ色のティッキングがあり、粉をふったような印象を与える。
ベース・ヘアーとボディの下側、胸の内側は、淡いオートミール色 ( 灰色がかった黄色 )。
背骨に沿った部分の色調は、ボディよりも濃い。 尾の先は濃いピンクがかったバフ色。
ティッキングがよく出ていて、均一である方が好ましい。
ポウ・パット ( 肉球 ) は、ピンク・モーブ ( ピンクがかった暗い赤 ) で、指の間とポウの部分にかけては濃いピンクがかったバフ色。
目の色はゴールド、コッパー ( 銅色 )、グリーン、ヘーゼル ( うす茶色 ) のいずれか。
色が豊かで深みがあるほど良い。 ノーズ・レザーはピンク・モーブ。


◆ SILVER / SMOKE DIVISION (*シルバー・スモーク ディビジョン) ※TICA ONLY
シルバー・ディビジョンがタビー・ディビジョンと異なるのは、アンダー・コートのカラーのみであり、ティッキングの4つのカラーは、2つのディビジョンで同じである。
シルバー系のすべてのカラーで望ましいとされるアンダー・コートの色は、アイシー・ホワイト ( 氷のような白 ) で、その上にカラーごとに決められた色のティッキングがあり、全体的に銀色に輝いているように見える。

トラディッショナル・タビー・ディビジョンではオレンジ・ブラウン / シナモン / クリーム色であるティッキングのバンドの部分が、シルバー・ディビジョンでは白になり、皮膚に一番近い部分の毛色がもっとも薄い色になる。
胸、腹部、尾の下、脚の内側の毛色が、黄色や茶色っぽくなっているのは望ましくない。

しかしながら、ルーファス ( 毛色が赤味をおびる ) した部分が少々みられても、全体的な印象がシルバーであるならば、欠点とはみなされない。 ティッキングのある部分、特に背骨に沿った部分でもルーファスがおこることがあり、ルーファスをもたらすポリジーン遺伝子がシルバーのアンダー・コートにも多少の影響を及ぼして、アンダー・コートにもルーファスが見られる場合がある。
しかしながらルーファスはない方が、より望ましい。

SILVER (*シルバー) ・・・
アイシー・ホワイトのアンダーコートに、ブラックのティッキング。 または濃い色のバンド。
尾の先端はブラックで、リングがあってはならない。
目の色、ポウ・パット ( 肉球 ) は、ルディに同じ。
ノーズ・レザーはピンク。


CINNAMON SILER
(*シナモン シルバー) ・・・
アイシー・ホワイトのアンダーコートに、シナモンのティッキング。 または濃い色のバンド。
尾の先端はシナモン色。 
目の色、ポウ・パット ( 肉球 ) 、ノーズ・レザーは、ソレル(シナモン)に同じ。


BLUE SILVER 
(*ブルーシルバー) ・・・
アイシー・ホワイトのアンダーコートに、ブルー・グレーのティッキング。 または濃い色のバンド。 尾の先端と背骨に沿った部分の色はブルーに同じ。 
目の色、ポウ・パット ( 肉球 ) 、ノーズ・レザーは、ブルーに同じ。


FAWN SILVER
(*フォーンシルバー) ・・・
アイシー・ホワイトのアンダーコートに、フォーン色 ( ピンクがかったバフ色 ) のティッキング。 または濃い色のバンド。 尾の先端と背骨に沿った部分の色はフォーンに同じ。 
目の色、ポウ・パット ( 肉球 ) 、ノーズ・レザーは、フォーンに同じ。


  PENALIZE (*減点)
☆COLOR FAULTS (*カラーの欠点)
ルディやソレル ( シナモン ) において、コートの色が冷たいグレーか砂のような色調であるもの、またはアンダー・コートの色が正しくなく、皮膚に一番近い部分の毛色がグレーであるもの。 
途切れたネックレスがあるのがはっきりとわかる、脚のバー ( 縞状の模様 ) 、ティッキングのない部分 ( ボディの下側、胸、脚の内側 ) に斑点や班があるもの。
タビー状の縞やバー。 つるつるとしたコート、、もしくは極端にふわふわしたコート。
パットの色が違ったり、パットに斑点があるもの。


☆TICKING AND PATTERN FAULTS (*ティッキングとパターンの欠点)
全身のティッキングが均一でないもの。  頭部と尾に、望ましいとされるマーキングがないもの。


☆CONDITION (*コンディション)
ボディに締まりがない、コートに光沢がない、目の色、病気の兆候が見られる、筋肉が衰えて張りがない場合には、欠点と見なされ、ポイントが減点される。



  WITHHOLD ALL AWARDS (*すべてのアワードを与えない)
完全なネックレス。 逆ティッキング ( 毛の先端が濃い色ではなく、薄い色である ) 。 タビー・ディビジョンでは、白いロケット、もしくは鼻孔のまわり、顎、喉の上部をのぞいた体の部分に白いパッチがあるもの。




  その他
猫の性格は攻撃的であってはならない。 明らかに攻撃的な兆候を見せた場合には失格となる。
恐がったり、逃げようとしたり、大きな声で不満を示したりすることは許されるが、相手を傷つけたり、脅してはならない。

人工的な手段を使ってジャッジを騙そうとした証拠があるもの、尾の全部、もしくは一部が欠けている猫 ( スタンダードで尾が欠けていることが認められているブリードを除く ) 、全盲の猫、前足の指が5本より多い/少ない、後足の指が4本よりも多い/少ない猫 ( 怪我が原因であるという証拠がある場合、理事会で承認されたスタンダードで認められている場合を除く )、成猫のチャンピオンシップのオスで睾丸が2つとも下りていない猫、ジャッジの裁量により尾の欠点 ( 目に見えるもの、または見えないもの ) および/もしくは内斜視のある猫は、チャンピオンシップから失格となる。





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