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あの街で最初に会ったのがダングとジョイだ。 ゼンは、ハンドバックのなかにハムスター(?)を住まわせてる優しい娘だ。 彼女は、ゴーゴーバーのダンサーだった。
ゼンのハムスターは、わたしにもよく慣れたものだ。 「このハムスターは一晩いくら?」 そんな、たわいない会話が、楽しい娘だ。 ある夜、みんなでカラオケ・バーに行った。 カラオケ・バーといっても、完全に地元相手の店だ。 ソイ・ダイヤモンドからバイク・タクシー2台分乗だ。 1号車にダングとジョイ。 タイの女の子もそういうの好きなのか、途中で「暴走族ごっこ」だ。 で、バイクの後部座席に、ゼンとわたしが、どういう状態で乗っていたか、一部モンダイあるが省略する。 カラオケ・バーは、裏町のまた裏みたいなとこにあった。 地元専用というか、女性専用の店だったのかも知れない。 田舎の演歌歌手のようなホスト(?)が付いた。 女の子たちは、楽しそうだった。 演歌歌手のホスト氏は、わたしのために、どこからかボロボロの英語のメニューを持ってきてくれた わたしも、ビートルズを2曲歌った。 あの夜は、ゼンとわたしが最初にホテルに戻った。 ダングとジョイが戻ってきた時間を知らない。 すべてが夢だったのかも知れない。 |