Factory43's Best CD in 2002


2002年は、昨年からの隣人騒音問題は片付いたものの(<殴り込みに行った)、慣れてしまったために、相変わらずずっとヘッドフォンで音楽を聴いていました。そういった環境もあって、2001年同様に「聴き込む」タイプの音源が引き続きピックアップされていると思います。
あえて選からは外しましたが、数年前からの流れで’80sヒットチャートポップス(しかもB級っぽいヤツ)も非常によく聴きました。懐かしい以上の意味はないんですが。

客観的に並べてみると、ベストとしては2001年以上にパッとしないラインナップだと思います。一枚一枚は充分に良い出来だしそれなりに悩んで選択したつもりなのですが、選ぶ元となる母集団の幅の狭さや面白味の無さ、ハズレにくいものを優先して聴いていたことが、こういった結果に結びついている気がします。ただし個人的な状況だけではなく、各ジャンルのシーンが停滞気味というのも事実あると思います。
2003年はもうちょっと冒険したいです。面白い音楽はいつでも、必ずどこかにあるはずなので。


-、NEW ORDER 『Here To Stay (CD1)』 CDs   London recs. NUOCD11/0927453992

Here To Stay(radio edit)/Here To Stay(full length vocal)/Player In The League

昨年発売されたアルバム『Get Ready』からのシングルカット『Crystal』『60 Miles An Hour』に続く最新シングルは、映画「24Hour Party People」のサウンドトラックからのカット曲。プロデュースがThe Chemical Brothersという事で従来とは音が変わるんじゃないかと思われたが、出てみればまるっきり今までどおりのNew Order節でした。アッパーなリズムとバーニーの激しいカッティングギター、フッキーのベースライン。ロッケンローな歌詞も、イアンを見るバーニーの事だと思うと異常に味わい深い。カップリングの新曲M-3も地味ながら佳曲。
ワールドカップイヤーということで再発されたシングル『World In Motion/Such A Good Thing』、ベストアルバム『International』、ボックスセット『Retro』、3枚目のライヴDVD『5 11/Live in Finsbury』と、なんだかんだで2002年もNew Order絡みのリリースはいっぱい出ました。


-、SCION 『Arrenge And Process Basic Channel Tracks』 CD   Tresor recs. Tresor.200

pt.01 w/ material from Cyrus:Inversion(BC-05), The Climax(Basic Reshape)(PE65263), Mutism(BCD), Radiance III(BC-08,BCD)
pt.02 w/ material from Cyrus:Presence(BC-05,BCD), q1.2(BCD), E2E4 Basic Reshape(PEPCP2,BCD), Radiance I(BC-08,BCD), Quadrant:Infinition(PEQDT 1)
pt.03 w/ material from Quadrant:Infinition(PEQDT 1), Rhythm&Sound:(Music A Fe Rule)Part 2(RS-01), Octaedre(BC-07), Octagon(BC-07)
pt.04 w/ material from Octagon(BC-07), Phylyps Trak II/I(BC-09), q1.1/III(BC-04)
pt.05 w/ material from Phylyps Trak II/I(BC-09), q Loop(BCD)
pt.06 w/ material from Phylyps Trak(BC-02), Phylyps rmx(BC-09), Cyrus:Enforcement(BC-01)
pt.07 w/ material from Cyrus:Enforcement(BC-01), Phylyps Trak II/II(BC-09)
pt.08 w/ material from Phylyps Trak II/II(BC-09),The Climax(Basic Reshape)(PE65263)
pt.09 w/ material from The Climax(Basic Reshape)(PE65263), Octagon(BC-07), Cyrus:Recall(BC-01)

しばらく音沙汰の無かったBasic Channelの変名ユニットが、なぜか突然Tresorからリリース。しかもCDフォーマット(この人たちの音源は、ほとんどがアナログリリース)。内容はタイトルどおりBCの既存マテリアルをアレンジしたもので、トラックにはタイトルの代わりに素材になったマテリアル名が書かれている。ただし1995年にリリースされた自身のコンピアルバム『CD (Metalbox)』(Basic Channel BC-CD)では重いダブや音響っぽいノイズが印象的だったが、今回はアッパーなミニマル。ヘッドフォンで大音響で聴くと一発で持って行かれます。
しかし相変わらずこの人たちの「音の鳴り・響き・抜け」に対するこだわりは凄まじいものがあるっすよ。


-、PREFUSE73 『The '92vs'02 Collection』 CDs   Warp recs. WAP156CD

Desks. Pencils. Bottles/When Irony Wears Thin/It Never Entered/Love You Bring

昨年の『Vocal Studies + Uprock Narratives』(Beat(Warp) BRC38)が素晴らしい出来だったPREFUSE =Scot Herenだが、今回の4曲入りシングルも期待に違わぬ内容の一枚。跳ねるリズム、メランコリックな上モノ、そして今回も印象的なカットアップヴォイス。そして本作では若干アコースティックな要素も加わり(ただしSAVATH+SAVALASほどフュージョン的ではない)、今後への布石を感じる。
2002年は、SAVATH+SAVALAS名義の『The Rolls And Waves ep』 (Hefty hefty38)や、1999年のシングルに未発表曲を追加したDELAROSA AND ASORA名義の『Crush The Sight-Seers ep』 (Pearineel PEAR001)のCD再発、Mos DefやDiverseなどによるHip Hopプロジェクト・Urban Renewal Programへの参加など、精力的な活動が続いたが、いずれも高クオリティでハズレ無しだった。


-、BOARDS OF CANADA 『Twoism』 CD   Beat(Warp/music70) recs. BRC-65

Sixtyniner/Oirectine/Iced Cooly/Basefree/Twoism/Seeya Later/Melissa Juice/Smokes Quantity

BOCの、1995年に100枚限定(…)でリリースされた激レアミニアルバムのCD再発盤。基本的には『Hi Scores』(Skam SKA018CD:1996年リリースで今年再々発された)や『Music Has The Right To Children』(Beat(Warp) BRC-50)と同様の美しくサイケデリックなテクノで(収録曲も被ってる)、音圧がやや低めの録音は共通だが、他のマテリアルではあまり感じられない中期YMOを彷彿とさせる音色・曲展開が印象的だ。
今年は待望のニューアルバム『Geogaddi』 (Beat (Warp) BRC-51)がリリースされ、内容もさらに深化したサイケデリック音響は素晴らしいの一言だったが、個人的には『Twoism』の音の薄さや隙間の多さにより惹かれるものがあった。今だからこそ判るニュアンスがあるだけに、こういうリイシューは大歓迎したい。


-、LOVEJUNK 『Tribulations』 CD   Crackle! recs. Crackle012

Kilroy Rocks/Inside Out/Jealous/Lost Art Of Living/Hate You/Coke Hi-Fi/Marine Boy/Miss You Goodnight/Can't Reach You/Same Shirt Different Day/Jenny (8675309)/Heard It Before/Back To Truth/(Garage Band)

元Perfect DazeのScruffと元Stupids/Perfect DazeのWolfie、元Space MaggotsのMickeyが中心のパンクバンド、LOVEJUNKのアルバム。結成が1989年、初マテリアルの『Shit Happens』(カセットリリース)が1990年だからもう13年ぐらい活動しているバンドだが、アルバムとしてはこれが実質ファースト。2001年リリース。
曲はハードなパンクナンバーからポップなギターロックまで、よく言えばバラエティに富んだ、悪く言えば取りとめの無い芸風で、一言でいえば「B級パンク」。しかし、独特のドライヴ感とコーラスのハーモニー、UKらしい泣きのメロディに惹かれ、聴くたびにツボにハマっていった。Tommy Tutone(懐かしい)とThe Clashのカバーも良い。実はこのアルバムは去年の夏からずっと聴いていたのだが、今年もやたらとよく聴いたんで遂に年間ベストに入った次第。
2002年にリリースされたニューシングル『Vodatumour Blues』(In At The Deep End recs Iatde005)も、聴く側の妙な期待感を裏切るかのような、ガックリと肩の力が抜けた軽めのノリが良かったが(出来は◎)、単純に聴いた回数で考えてこちらを選んだ。
2003年早々にはBlind Drunk recsからニューアルバム、さらに年内にはCrackle! recsから3rdアルバムも出るらしいので、どちらも要チェックでしょう(ここに来て次々と出過しぎな気も…)。


-、THE CHEMICAL BROTHERS 『Star Guitar』 CDs   (Toshiba EMI(Virgin) recs. VJCP-12153

Star Guitar(edit)/Star Guitar/Star Guitar(Pete Heller's Expanded Mix)/Star Guitar(Pete Heller's 303 Dub)/Base 6

説明不要な2002年の大ヒットシングル。ケミカルというとあの「ボンゾドラム」とロックノリが嫌いで基本的にあまり聴かないのだが(この曲が収録されたアルバム『Come With Us』(VJCP-68367)も全然良いと思わなかったし)、この曲は凝ったビデオクリップともども非常に良かった。ドラムのシンコペーションと吸い込まれるようなキーボードのリフが生み出す酩酊感は(「トランス風」とも形容されたが、んなーこたない)非常に美しく、何かとよく聴いた。
『Come With Us (Japan Only EP)』 (Toshiba EMI(Virgin) VJCP-61066)に入っていたライヴテイク(今年のフジロックでも演ってました)での、New Orderの「Temptation」から繋げてやるバージョンも最高。ていうか反則だ、それ。


-、DIMENTION 5 『Alien Artform』 CD   Delsin recs. 26dsr/dms-cd1

909 Thing/Automation/Absolute Zero/Network/Analogue Assault/Groove 6/Think Tank/Intruders/The Message/Drift/Space Travel/Arrival

今年の春近辺は、個人的にDelsin recsブームだった。きっかけは初のCDリリースとなったVA 『..Going Thru Life』(15dsr/var1:2001年リリース)だが、オランダのレーベル(しかもメンバーも音楽性もわりとバラバラ)なのにも関わらず、デトロイトテクノ直系の趣を持ったエレクトリック・ミュージックがレーベルカラーだったからだ。
このDimention5=John Harveyもイギリス人だが、Juan AtkinsやDerrick Mayを彷彿とさせるシンプルで思慮深いトラックの数々が素晴らしい。キャッチーで判り易いM-1、ディープなM-2やM-4、M-11など、佳曲多数。コマーシャルな意味での派手さは無いが、良質なアルバム。


-、OPTIC NERVE 『Optical』 CD   Delsin recs. 31dsr/otn-cd1

Virtual World/Destination Detroit/Quantum Leap/The Calling/Premonition(1993)/Pharaoh's Doorway(Harp Mix)/Vertigo(Live Show Mix)/Shades Of Gray(Dream Mix)/Detroit Night Drive/Deep

DJ K-1名義やThe Metroplex Social Club、The Aux Menへの参加などの活動を行っているデトロイト在住テクノクリエイター・Keith Tuckerの、OPTIC NERVE名義でのフルアルバム。アルバムのインナーにはMad Mikeをはじめ、多くのデトロイトのミュージシャンへのリスペクトが捧げられており、まさにデトロイトテクノな一枚と言えるだろう。とはいえ、近年のエレクトロテイストではなく(DBから音源リリースの予定もあるらしいが)、ここではCarl Craigなどとも通じるリリカルでシリアスなトラックが収録されている。
冒頭から引き込まれるM-1、UK的なM-3、MaydayっぽいM-5とM-8、タイトルも素敵なM-2やM-9などがオススメ。


-、THE STEREO 『Rewind+Record』 CD   Victor Entertainment(Fueled By Ramen) recs. VICP-61853

Dear Fans Of The Stereo/Pay No Attention/Don't Say Uncle/You Better Believe It/Too Little, Too Late/Tell Your Football Dad No/1994/Stop Breathing/Have I Paid My Debt To MPLS?/Just Let Go/Vice Versa Inquisition/No Name #2/Turn Off Your T.V./Two Week Notice

1年振りのサードアルバム。メンバーも固定されバンド形態で制作された2001年のセカンド『No Traffic』 (Victor Entertainment VICP-61307)は、厚い音とエネルギー溢れるダイナミックな楽曲が魅力的だったが、Jamie以外のメンバーが全員抜けてソロ状態になった本作では心持ち音の強度も低くなり、ギターが唸ろうがドラムが響こうがどうにも内省的な印象が強い。情けなくて諦めたような(でも時々逆ギレする)歌詞だが、ナルシスティックな感じが無い分だけ、相変わらずポップでドライヴするギターロックな楽曲と対照的で逆に痛々しい。だが、その格好の悪さがやたら染みる(笑)。「畜生、オレは格好悪いんだよっ畜生畜生っ」みたいな。そんな人達へ送る一枚。
ちなみに「オレって…格好…悪いんだよね…」(<俊輔風)という人はWEEZERを聴いて下さい(笑)。


-、VA 『Fever Pitch - The Official Music of The 2002 FIFA World Cup -』 CD   Epic recs Intl EICP88

 01: Anastacia / Boom - 2002 FIFA World Cup Official Song
 02: Love United / Live For Love United(Album Version)
 03: Bomfunk MC's featuring Jessica Folcker / (Crack It) Something Going On(Album Version)
 04: Jennifer Lopez / Let's Get Loud(Album Version)
 05: Safri Duo Meets Ayla / Sunrise(Album Version)
 06: Lara Fabian / World At Your Feet(Album Version)
 07: a1 / Let It Out(Edit)
 08: Nelly Furtado / Party(Album Version)
 09: G.O.D. / True East Side
 10: Die Toten Hosen / We Will Be Heroes(Album Version)
 11: Vangelis (remixed by JS16) / Anthem - 2002 FIFA World Cup Official Anthem : JS Radio Edit
 12: Elisa / Fever(Edit)
 13: OV7 / Bringing The World Back Home(Album Version)
 14: Mondo Grosso / BLZ(Edit)
 15: Monica Naranjo / Shake The House(Album Version)
 16: Opera Babes / Vittoria(Aida)
 17: Bongo Maffin / Brave, Strong & True(Radio Edit)
 18: Chayanne / World Of Make Believe(Album Version)
 19: Communion featuring Carlinhos Brown / Gol(Album Version)
 20: Vangelis (featuring KODO/Kim Duk Soo) / Anthem - 2002 FIFA World Cup Official Anthem(Orchestra Version with Choral Introduction)

まあ、2002年の一番の出来事と言えば何といってもサッカーのワールドカップだった訳で、サッカー関連CDのリリースも膨大だった。音楽的な見地で言えば大多数はゴミなのだが、こういう社会的な出来事においては、いかに耳に馴染んだか、風俗として記憶に残るかが音楽としての価値であり、真っ正直に曲の善し悪しを問うのは、意味の無いことだと思う。数々の「サッカー関連ソング」が世に向けて輝きを放った2002年。このアルバムは、その代表として挙げたい。
ひたすら流れ続けたM-20、中継の度に聴かされたM-1、サッカー版「We Are The World」のM-2が記憶に残る。

でもまあ、2003年は聴かないだろうなあ。何年か寝かせた後に聴きたい感じです。


番外、FILTER 『The Amalgamut』 CD   Warner Music Japan(Reprise/WEA) recs. WPCR-11296

You Walk Away/American Cliche/Where Do We Go From Here/Columind/The Missing/The Only Way (Is The Wrong Way)/My Long Walk To Jail/So I Quit/God Damn Me/It Can Never Be The Same/World Today/The 4th

元Nine Inch NailsのサポートメンバーであるRichard Patrickのヘヴィ・ロックバンド、3年振りのサードアルバム。
ファーストでは『Pretty Hate Machine』の頃のNINフォロワーという感じだったが、本作ではボーカルをメインに据えた(ある意味U2を思わせるような)M-3やM-5、M-6、M-9のような楽曲は、スケール感があって非常に良く出来ている。ファンキーなラウドロック(「モダンヘヴィ」っつーんですかね)路線の曲も、正直ありきたりで面白くはないものの、所々に見せるポップなセンスは悪くないと思う。


番外、UNDERGROUND RESISTANCE 『Inspiration/Transition』 12"EP   Underground Resistace recs. UR-3000

Inspiration/Transition

『Millenium 2 Millenium』以来の(remixを除く)Mike Banksのニューシングル。ここのところファンク&エレクトロに傾倒して久しい感のあるURだが、今回はバリバリの『〜2〜』路線。フュージョン風の重過ぎないバックトラックにメロディックなリフが載るA面、黒っぽいヴォイスが渋いAA面。どちらもフロア向きではないと思うが、「Hi-Tech Jazz」「Jupiter Jazz」が好きな人はマストでしょう。ちなみにSubmergeのサイトで買うと安いです。


番外、NEW ORDER 『Retro』 4+1CD box   London recs. 0927-49499-2

Disc01: "Pop" (Chosen By Miranda Sawyer)
01. Fine Time
02. Temptation
03. True Faith
04. The Perfect Kiss
05. Ceremony
06. Regret
07. Crystal
08. Bizarre Love Triangle
09. Confusion
10. Round And Round
11. Blue Monday
12. Brutal
13. Slow Jam
14. Everyone Everywhere
Disc02: "Fan" (Chosen By John McCready)
01. Elegia
02. In A Lonely Place
03. Procession
04. Your Silent Face
05. Sunrise
06. Let's Go
07. Broken Promise
08. Dreams Never End
09. Cries And Whispers
10. All Day Long
11. Sooner Than You Think
12. Leave Me Alone
13. Lonesome Tonight
14. Every Little Counts
15. Run Wild
Disc03: "Club" (Chosen By Mike Pickering)
01. Confusion (Koma & Bones Mix With Bernard's New Vocal)
02. Paradise (Robert Racic Mix)
03. Regret (Sabres Slow 'N' Low Mix)
04. Bizarre Love Triangle (Shep Pettibone Mix)
05. Shell Shock (John Robie Mix)
06. Fine Time (Steve 'Silk' Hurley Mix)
07. 1963 (Arthur Baker Mix)
08. Touched By The Hand Of God (Original Version)
09. Everything's Gone Green (Original Version)
10. Blue Monday (Jam & Spoon Manuela Mix)
11. World In Motion (Subbuteo Mix)
12. Here To Stay (Chemical Brothers Remix)
13. Crystal (Lee Coombs Remix)
Disc04: "Live" (Chosen By New Order/Bobby Gillespie)
01. Ceremony (Studio 54, Barcelona 7th July 1984)
02. Procession (Sunderland, 15th August 1984)
03. Everything's Gone Green (Tolworth Rec. Centre, Kingston, London 6th December 1985)
04. In A Lonely Place (Glastonbury Festival, 20th June 1981)
05. Age Of Consent (Spectrum Arena, Warrington, 1st March 1986)
06. Elegia (Glastonbury Festival 19th June 1987)
07. The Perfect Kiss (Glastonbury Fextival 19th June 1987)
08. Fine Time (Hoffman Estates, Chicago, 30th June 1989)
09. World (Starplex Amphitheatre, Dallas, 21st July 1993)
10. Regret (Reading Festival, 31st August 1993)
11. Is It Is When It Was (Reading Festival, 29th August, 1993)
12. Alan Wise Introduction (Olympia, Paris, 12th November 2001)
13. Crystal (Big Day Out, Gold Coast, 20th January 2002)
14. Turn My Way (Olympia, Liverpool, 18th July 2001)
15. Temptation (Academy, Brixton, 10th October 2001)
Limited Edition Bonus CD:
01. Temptation '98
02. Transmission (Live)
03. Such A Good Thing
04. Theme From "Best & Marsh"
05. Let's G... Extract From Instrumnetal Used On "Salvation" Motion Picture Soundtrack
06. True Faith (Pink Noise Morel Edit)
07. Run Wild (Steve Osborne Original Mix)
08. The Perfect Kiss (Live take recorded at video shoot)
09. Elegia (Full Version)

『Here To Stay』の所で前出した、New Orderのボックスセット。4枚組だがUK盤(London recs.:2002年12月発売)とUS盤(Rhino recs.:2003年1月発売)の初回のみボーナスディスクが付き、5枚組の仕様になっている。
過去から現在に至るまでの数々の名曲の他、映画のサントラや限定版シングルに収録されていたレアトラックやレアミックス、未発表ライヴ(でもブートで持ってたりして)が多数入っているのも魅力的だが、決定的なのは限定のボーナスディスク。未発表ライヴM-2、CDはドイツ盤とカナダ盤のみの収録だったため個人的に探しまくったロングバージョンM-4、痺れまくる大長編17分の未発表バージョンM-9、そしてあの名作PVが甦る感涙のM-8。これはもう本当に辛抱たまらんですよ。
ということで、ファンなら限定版ゲットは使命でしょう。聴いて泣け。

ちなみに公式HP【www.neworderretro.com】【www.rhino.com/artists/neworder/index.lasso】の情報に依れば、UK盤とUS盤で収録内容が微妙に異なるようなので注意。Disc02で曲違いx2(「Procession」→「Ecstasy」:「Let's Go」→未収録)、Disc03でミックス違いx1(「World In Motion」"Subbuteo Mix"→"Pickering/Parke Mix")、Disc04で曲違いx1(「Elegia」Glastonbury Festival 19th June 1987→「This Time of Night」Fulcrum Centre, Slough, 1985)+収録日時違いx1(「The Perfect Kiss」"Glastonbury Fextival 19th June 1987"→"Fulcrum Centre, Slough 7th Dec. 1985")。
UK盤しか持っていないんで実際には未確認のため、公式HPが間違っている可能性も有り(苦笑)。とりあえず「Let's Go」は名曲なのでUK盤を入手するのが吉だと思われますが、US盤に入ってる'85年の「The Perfect Kiss」のライヴっていいよなあ(UK盤のは『BBC Live in Concert』に入ってるのと同じテイクでかなり残念だった)。頼むから、いちいち別バージョンにするなよ〜>Rhino。


「ベストCD」INDEXに戻る

メインページに戻る


Created by Factory43 E-mail:fac43@mars.dtinet.or.jp