コンピュータ室運営日誌


1999年

4月のできごと


早くも研修会を実施(4月15日)
ネットワーク環境の整備(4月16日
PTA向けプレゼン(4月22日)
新しい環境へ秒読み開始(4月26日)
本年度のパソコン利用教育研究会(4月27日)
第1回パソコンクラブ(4月28日)
検査終了(4月30日)
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 今夜も自分の日誌を更新するだけで精一杯です。

 まだまだWeb巡りをする余裕がないのが残念です。



 早くも研修会を実施(4月15日

 本年度第一回目の校内研修会を行いました。

 昨年度までは,年度始めのこの時期には研修会が組まれていなかったため,すでに予定がぎっしり詰まっているにもかかわらず,上司に掛け合って強引に時間を作りだしてもらい,慌ただしく進めていたのですが,本年度はあらかじめ年間計画に組まれていたので,コンピュータ室でじっくり進めることができました。

 ただし昨年度までは,4月下旬頃を目途にマイペースで資料を作り,コンピュータ室の環境整備を行えばよかったのですが,本年度は,昨年度より約一週間速いペースで準備しなければならなくなってしまったので,時期が時期だけにかなりきつかったです。



 さて,今回の研修(&提案)も,昨年同様自作の資料「コンピュータ教育ガイドブック」に沿って進めていきました。

 内容は「本年度の目標」「職員研修計画」「コンピュータ室の管理運営方法」「基本的な機器の操作方法」「導入されている機器・ソフトの紹介」などです。授業をする上でのごくごく基本的なことばかりなので,ほとんどの内容は昨年度までとほとんど変わりがありません。先生方がよく分かっていることや,読めばすぐ分かることは深入りせず,できるだけ短時間で進めていくことにしました。

 そして,それによって浮いた時間を使って,昨年度よく起こった2つのトラブルの対処方法を,実際に操作しながら練習していただくことにしました。

 一つは,電源スイッチが入れても画面に何も映らないときの対処方法,もう一つは,フリーズしたときの対処方法です。



 「トラブルが起こるとお手上げ状態。だからコンピュータの授業はやりたくない。」

 よく耳にする言葉です。

 果たして今回の研修会で,先生方の恐怖心を少しでも和らげることができたでしょうか。



 ずいぶんさぼっていたので,なかなかリズムがつかめません。(^_^;

 何となく,以前の自分の文章とは雰囲気が違っているような気がするのですが...。



<教員の方へのお知らせ>(4/15)

 今年もご希望の方に「コンピュータ教育ガイドブック」をお譲りします。次のいずれかの方法です。

1,印刷して製本したものを郵送(8名まで)
2,LZHで圧縮したファイルをメールに添付して送付(何名でも可)
3,圧縮ファイル(自己解凍形式)をダウンロードしていただく(何名でも可)

 もとのファイル(一太郎8/9で作成したもの)のサイズは約6.6MBで,圧縮しても800KB以上あります。できましたら,ダウンロードしていただく方法を選択して下さい。その旨を記したメールをいただければダウンロードページをお教えします。






 ネットワーク環境の整備(4月16日)

 いよいよ本年度からM小学校(私たちの学校)において,ネットワーク環境(インターネット&校内LAN)の整備が始まります。

 インターネットには専用線で常時接続され,校内LANは,職員室,コンピュータ室,図書室,保健室,多目的教室が結ばれます。

 予定では,今月下旬に工事が行われ,早くも来月7日からはインターネットが利用できるようになるそうです。ただし,校内LANについては,本年度は配線工事を行うのみで端末は導入されないとのことです。


 ほんの3年ほど前に突然コンピュータが導入されて以来,コンピュータの授業を行うことは先生方にとって大きな重荷となり,未だ半数以上の先生方は自信を持って授業を行えないというのに,今度はインターネットに校内LANということで,あまりの急速な進展に,先生方がついていけそうな気がしません。

 果たしてこの先どうなるのでしょうか。前向きな先生方とそうでない先生方との技能の差が,今まで以上に広がってしまいそうです。

 ”昔ながら”の先生方にとってはますます難しい時代になることでしょう。



 5年生のあるクラスで,担任の先生が子どもたちに聞いてみたところ,実にクラスの約4分の1の家庭でインターネットを行っているそうです。

 そう考えると,全国的にみてもかなり早い時期にコンピュータが導入されたM小学校ですが,先生方が逃げ腰な気持ちのまま,戸惑っているうちに,いつの間にか時代に取り残されつつあるような,そんな気がしてなりません。





 PTA向けプレゼン(4月22日)

 授業参観とPTA総会が行われました。

 本年度私は教員になって初めての2年生担任です。2年生とはいってもついこの前までは1年生だったわけで,まだまだ”宇宙人”です。みんなとってもかわいいのですが,話はちっとも聞いてくれないし,すぐに暴れたり踊り出したりするので,なかなか目が離せず,毎日クタクタに疲れています。

 自分で希望した学年なのですが,予想をはるかに超える幼さと腕白ぶりに戸惑っています。

 今日も,授業参観の時間が始まっても,運動場に遊びに出かけた子どもたちがちっとも教室に戻ってこないので,冷や汗ものでした。(^_^;


 さて,PTA総会では,本年度から私たちの学校で始まる英語教育の概要をプレゼンしました。プレゼン資料は教育委員会のスタッフがPowerPointで制作したもので,計3分程度のムービー(MPG)も組み込まれていて,なかなかの出来映えです。

 プレゼン操作は当初は私の担当ではなかったのですが,私たちの学校には,PowerPointが使える人が誰もいない(というかソフトすらない)ので,結局私が自分のノートパソコンを使い,体育館でのセッティングと操作を担当することになりました。

 セッティングに時間はかかりますが,操作自体はそれほど難しいことではないので気軽に引き受けたのですが,考えてみれば,目が離せない2年生の担任ですから,子どもたちを残したまま,教室を抜け出して準備をするわけにもいきません。準備の時間がなくて困ってしまいました。

 結局,給食の時間,子どもたちが夢中になって食べている最中にこっそり教室を抜け出して,セッティングを行いました。

 そんなこともあって,とても慌ただしい一日でしたが,PTAの方々を前にしての校内での初めてのプレゼンは何とか無事うまくいったので,今はホッとしています。


 これからはこんな機会もどんどん増えてきそうです。他の先生方にもぜひ早く覚えてもらいたいと心から願っています。





 新しい環境へ秒読み開始(4月26日)

 M小学校(私たちの学校)に新しく2台のパソコンが導入されました。いずれもNEC Mate NXシリーズで,1台はサーバー(PentiumU350MHZ),もう1台はクライアント(Celeron366MHZ)です。

 本日,業者の方によって,ネットワーク等の各種設定やアプリケーションのインストールが行われました。LAN&インターネットによるネットワーク環境の本格稼働に向けていよいよ秒読み開始です。

 さらに4年前に導入されたマシン(DX2 66MHZ)にも,Windows98がインストールされました。スペック的にかなり無理があるようにも思いますが,このマシンもクライアントとして再出発する事になります。



 ところで今回の新機種及びネットワークの導入により,最もショックを受けているのは事務のUさんです。今後,教育委員会との連絡は,すべて電子メールで行うよう指示(命令)されているのです。さらに各種文書はWORDで,会計関係の帳簿などはEXCELで編集しなければならないのです。

 ところが事務のUさんは,一太郎を使っての簡単な文書作成がやっとできるようになったばかりのパソコン初心者です。他のことはほとんど何もできない状態なのです。

 それが5月7日以降は,メール及びメールに添付したWORDやEXCELのファイル以外は,受け付けてもらえないのです。

 ですから最近はすっかり途方に暮れている状態で,顔を合わせるたびに,「やり方を教えてほしい!」「助けてほしい!」と頼まれています。

 
 そのたびに私は,「分かりました。いつでも助けてあげます。」と答えているものの,実を言うと,私自身にとっても今回のシステムは未知の部分がかなりあるわけで,正直言って不安は大きいです。

 大丈夫かなあ。




 まとめて更新 その1(5月2日)

 3月末に入籍して以来,公私共に忙しい日々が続いており,日誌の更新はさぼりがちです。

 今の私にとっては,K子と一緒に過ごす時間や,挙式や新居の準備をしたりする時間のほうがはるかに大切です。(というか,そんなことわざわざ書くまでもなく,当然ですが。)

 でもネットにアクセスする時間すらほとんど持てないのはちょっと残念かな。

 先週は記録として残しておきたいことがいくつかあったので,まとめて書き留めておきます。



 本年度のパソコン利用教育研究会(4月27日)

 本年度第1回パソコン利用教育研究会が開かれ,新スタッフと研究テーマが決まりました。

 私はこの研究会に所属して3年目となります。今年は運営委員ということで,少々面倒な役が回ってきたのでちょっと残念です。

 研究テーマは「学校におけるネットワークの活用」です。私たちの地区の現状を考えると,研究会のテーマとしてふさわしいと思います。

 私たちの地区では,従来は,コンピュータを,主として授業における学習ツールとして,スタンドアロン的な使い方で活用していたのですが,昨年あたりからは,ネットワーク利用を中心とした情報手段として,学校生活のいろいろな場面において活用していく方向に,方針が変わってきています。

 中学校では昨年度9月に校内LAN及びインターネット環境が整い,小学校でも本年度9月には校内LAN及びインターネットが導入される予定です。(現在はコンピュータ室内LAN及び職員室のみのインターネット接続です。)


 環境は整っても,それを使いこなすだけの知識やアイディアがありません。正直言って戸惑っています。他の先生方と意見交換しながら,活用法を考えていきたいと思います。





 第1回パソコンクラブ(4月28日)

 本年度初めてのパソコンクラブが開かれました。

パソコンクラブは今年も大人気です。しかしながらパソコンの台数が限られている(20台)ので希望者全員を受け入れることはできません。そこで担当の先生にお願いをして,各学年8名ずつの計24名になるよう入部者の人数を制限しておきました。この人数だと,5・6年生は一人一台,4年生は二人で一台を使うことができます。


 ところが,いざクラブの時間が始まってみると,5年生が一人多く(つまり9名)やって来たのです。(^_^;どうやら誰かが自分の所属クラブを間違えてしまったらしいのです。

 ですが,せっかく喜んでいる子どもたちを今さら追い返すわけにもいかないので,5年生の子どもたちには気の毒ですが,5年生も二人で一台を使用させることにしました。


 さて,クラブの始まりにあたって,パソコンでやってみたいことやパソコンでできることを子どもたちに挙げさせてみました。結果は以下の通りです。


・インターネット
・ホームページ作成
・お絵描き
・カード(名刺・カレンダー)作成
・アニメ作り
・ゲーム作り
・勉強(学習指導用ソフト)
・資料検索
・音楽

 期待通り,子どもたちは,コンピュータを,学習にも遊びにも使える便利で楽しいツールとしてとらえているようです。

 インターネット及びホームページ作成は,2学期以降にとりかかることにして,他の9つの中からまず初めにやってみたいことをたずねてみたところ,アニメを作ってみたいとの声が多数でした。

 来週からしばらくはgifアニメ作りを行います。





 検査終了(4月30日)

 職員室に導入されたサーバー及びクライアントの設定が終了したので,教育委員会の担当者による検査が行なわれました。今回のように,市の予算で行われる工事では,業者立ち会いのもと,市役所(教育委員会)担当者による検査が必ず行われるのです。


 今回の検査の内容は,主にアプリケーション及びネットワーク関係の動作チェック(たぶん)です。担当者の手によりいくつかの動作テストが実行され,特に問題もなかったようで,数分後には無事”合格”サインが出されました。

 この結果,本日より,新しく導入されたコンピュータ及びネットワークの正式運用が始まりました。




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