コンピュータ室運営日誌


1999年

5月のできごと


報告(5月1日)
職員室から初めての送受信(5月10日)
情報収集(5月11日)
よくある質問かも(5月12日)
ユーザーアカウント登録申請(5月13日)
ユーザーアカウントの登録(5月15日)
クライアントの設定(5月16日)
間に合いました(5月17日)
インターネット研修会(5月18日〜20日)
Q&A(5月18〜20日)
今年もgifアニメ−パソコンクラブ−(5月21日)
一週間後(5月27日)
突然の指名(5月31日)
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 報告(5月1日)

 昨日検査が終了したので,職員打合せ会で,正式運用が開始された旨を報告しました。

 しかしながら先生方の反応は今ひとつです。いくら新しいといっても,今回導入されたマシンには「一太郎」がインストールされていないので,ほとんどの先生方にとっては使い道がなく,役に立たないのです。

 ということは最新マシンを私がほぼ独占的に使えるわけで,個人的にはうれしいのですが,やはりそれではまずいですから,先生方にとって最も役に立つソフト「一太郎」を,教育委員会に内緒(^_^;で,こっそりインストールしておきたいと思っています。


 これからは,教育委員会などから送られてくる公的文書の一部が電子メールになるそうです。校内研修会の準備や先生方へのマニュアルづくりなど,しばらくはずいぶん忙しくなりそうです。





 職員室から初めての送受信(5月10日)

 職員室に新しいパソコンが導入されて10日が過ぎました。この間,GWやミニ新婚旅行などで,全く手付かずの状態だったので,今日は少し練習してみることにしました。

 実は,私が学校をサボって旅行に出かけている最中の5月7日に,市内各校のコンピュータ担当者を対象とした説明会(教育委員会主催)が行なわれており,私たちの学校は一歩出遅れているのです。

 Win98なら,それなりのことはできると思うのですが,今回導入されたのはネットワークサーバー(BackOffice Small Business Server)&専用線(OCN)によるインターネット接続ということで,私にとってはほとんど未知の領域なのです。説明会に出席できなかった私としては,かなり不安を感じています。説明会に配布された資料をもとに,とにかく一通り触ってみることにしました。

 ところが,資料を開いてみると,使用規定などの管理的な内容や,ログオン方法などのユーザーレベルで必要な操作方法は書かれているのですが,ユーザーアカウントの設定方法など管理者レベルで必要なことはほとんど書かれていないのです。

 うーん,困ってしまいました。

 BackOfficeのマニュアルを読まなくちゃならないのかなあ。分厚いし,意味不明の用語ばかりでうんざりです。


 それでもメールの送受信程度なら,Win98と同じようなので何とかなると思ったのですが,実際に受信操作を行ってみると,クライアントからは受信できるのに,サーバーからは受信できないのです。というか,サーバーにはメールアカウントの設定がされていないのです。

 これらの設定は導入業者さんによって行われているはずなのです。検査もパスしているのに,変だなあ。


 とりあえずWin95/98と同じやり方で設定してみましたが,これで良いのかな。





 情報収集(5月11日)

 本年度2回目のパソコン利用教育研究会が行なわれました。

 職員室にネットワークサーバーが導入されたばかりということで,今回のテーマは,教育利用とは少し離れて,サーバー管理についてでした。

 市の機種選定・導入担当者(MSの広告にも登場していた方)が講師役となり,ユーザーアカウントの設定方法やLAN接続の際のIPアドレスの割り振り方などを説明していただき,当面知りたかっった知識を,バッチリ取得することができました。これで私たちの学校の先生方にユーザーアカウント(メールアドレス)を発行することができます。

 ミニ新婚旅行のため,教育委員会主催の説明会に出席できなかった私としては,大変ありがたかったです。(^o^)

 それにしても,このあたりの内容になってくると,一教員が手がけるには少々難しすぎるように思うのですが,どこの学校でもうまくやっているのかな。


 また,昨日の,サーバーにメールアカウントが設定されていなかった件も解決しました。

 サーバーは,各種設定をユーザーごとのプロファイルで管理しているのですね。というか,プロファイルで管理するということは,こういうことなのですね。

 私たちの学校のサーバーは,導入以来今日に至るまで,通常は使用しないはずの(メールアカウントも設定されていない)administratorレベルで稼働していたのでした。どひゃー。(^_^;

 通常使用する一般ユーザー用アカウントでログオンし直したら,メールアカウントはきちんと設定されており,即座にメールが受信されたのでした。


 当分はこんな調子で試行錯誤が続くのかなあ。

 勉強しなくっちゃ!





 よくある質問かも(5月12日)

 先月下旬に,市内各校に新しいパソコン(サーバー&クライアント機)が導入され,月末にはインターネットにも接続されました。そして今月7日には,各学校の担当者を集めての説明会(教育委員会主催)も開かれ,Eメールをはじめとしたネットワーク活用が一斉にスタートしたのでした。

 ところが,M小学校では,サーバー管理者である私が,平日の6日・7日を含めて,5月1日から8日まで,引っ越しや新婚旅行のため(^_^;,学校を休んでいたので,一歩出遅れてしまい,現在までほとんど手付かずの状態なのです。


 ですから今週は大忙しです。今日も授業後に,業者さんなどから配布された資料やマニュアルを片手に,各設定の確認や,動作チェック・試運転を行ないました。

 各学校に共通な基本設定は,導入業者さんが行なっているのですが,その作業に立ち会っていた会計担当の方はパソコン超初心者なので,設定に関する具体的なことを聞こうとしても,話が全く通じないのです。

 とにかく自分の目で見て一つ一つ確かめるしかありません。


 さて,そんなことをあれこれやっている最中に,某一番偉い管理職先生が私のもとにやって来ました。

 某一番偉い管理職先生「(各校の)校長の中には,わざわざ電子メールなど使わなくても,今まで通りFAXや電話を使えば事足りるのではないかと言っている人もいるが,あえて電子メールを使うメリットはどこにあるのかね?」

 ひゃー,この質問,某2番目に偉い管理職先生からも昨日言われたばかりです。これまでの人生経験では対応しきれない未知の世界が始まるということで,ご年配の方々の間では,想像以上に不満と不安と困惑が渦巻いているのかも知れませんね。

fuku:「うーん,そうですね。確かに事務連絡,特に市内の学校間でのやりとりについて言えば,FAXや電話の方が手軽にできる場合の方が多いかも知れませんね。でも,編集・加工することを前提としたパソコンデータのやり取りや,個人間での頻繁なやりとりなどは,電子メールの方が便利です。それに,何通メールを出しても料金は無料(というかOCNの接続料のみ)であることも大きなメリットです。」

 などと答えておいたのですが,それで良かったかどうか。

 某一番偉い管理職先生は何だか釈然としないようでした。





 ユーザーアカウント登録申請(5月13日)

 昨晩用意しておいたユーザーアカウント(ネットワークログオン&電子メール)の登録申請用紙を先生方に配布し,受付を開始しました。

 ユーザーアカウントは,先生方の自覚を促すためにも,全職員に発行するかたちはとらず,希望する方にだけ発行することにしています。

 ところで,募集にあたっては,アカウントを取得することによりネットワークや電子メールが使用できるようになることなどを説明したのですが,わかりやすく簡潔に話すことができず,困ってしまいました。

 ”ネットワーク””メールアドレス””ログオン”など,経験のない方にとっては意味不明の用語ばかりですよね。それらをどうやって説明すれば分かっていただけるのか。難しいです。

 それなりに時間をかけて説明したつもりですが,さっぱり理解していただけなかった方も少なからずいるような気がします。


 このような状況の中で,果たして何名の職員が,アカウント申請を行なうのでしょうか?

 楽しみです。




 ユーザーアカウントの登録(5月15日)

 先日募集したユーザーアカウントの登録作業を始めました。

 登録申請の締め切りは月曜日(17日)ですが,今日現在ですでに10名もの申請がありました。

 全職員(30名)中,自宅でインターネットをやっている方が10名ほどしかいない学校ですから,予想をかなり上回る人数です。ちなみに今日までに申請した10名のうち6名はインターネット未経験者です。先生方の関心もようやく高まってきた感じです。



 さて,サーバーへの登録作業(ログオンアカウント&メールアカウント)ですが,来週火曜日(18日)からの職員研修会に間に合わせなければならないので,時間的な猶予はあまりありません。

 それなのに作業はずいぶん難航し,焦ってしまいました。

 今回導入されたSBS(Small Business Sever:NT4.0を核とした各種サーバーのパッケージ)で登録作業を行なうのは初めてなのですが,以前,コンピュータ室のサーバー(NT3.51)にノートパソコンをLAN接続するためにユーザー設定を行なったことがありますし,NT4.0も,内容はWebの設定ですが,管理者向け研修会で触ったことがありますから,それらの経験を生かせば何とかなるだろうと思っていたのですが,考えが甘過ぎました。

 結果的には,各ユーザーに”Domain Users””Print Operators”の権限を与えればOKだったのですが,ここまで辿り着くのに何度も試行錯誤し,3時間以上もかかってしまいました。


 こうして何とかサーバーへのユーザー登録を済ませたので,次にメールアカウントの設定を行いました。メールソフトはWin98と同じOutLook Expressなので,戸惑うことはありませんでしたが,各ユーザーごとにログオン・ログオフしながら,メールアカウント設定,オプションの設定,送受信テストなどを繰り返しているうちに,これも3時間ほどかかってしまいました。



 結局今日の作業は,サーバーの設定だけで6時間以上もかかってしまい,まだクライアントの設定も行なわなければならないのですが,力尽きてしまいました。

 午後2時半頃から取り掛かった作業ですが,学校を出たのは,午後9時でした。




 クライアントの設定(5月16日)

 今日は日曜日ですが,休日出勤です。夕方から学校に出かけました。

 念のため,まず初めに昨日行なったサーバーの設定(ログオンユーザーアカウント及びメールアカウント)の動作チェックを行いました。どうやら大丈夫そうなので,一安心です。

 そこで今度はクライアント(一台)の設定に取り掛かりました。ユーザーアカウントの登録申請を行なった先生方の,ログオン設定及び,メール設定です。

 昨日行なったサーバーの設定は,知識・経験不足(=勉強不足)から,ずいぶん手間取ってしまいましたが,クライアントのOSはWin98ですから,やり方は分かっているつもりです。単調な作業の繰り返しで面倒ですが,おそらく大丈夫でしょう。

 ところが,作業自体は戸惑うこともなく順調に進んだものの,各種設定を終え,メールの送受信テストをやっている最中に,とんでもないことを発見してしまいました。

 Win98の機能では,プライバシーが守られないのです。(たぶん)

 メールアカウントの設定は,ユーザー別にプロファイルが作られ,ログオン操作により個別管理ができるのに,受信トレイは全ユーザー共通(^_^;なので,受信したメールの個別管理できないのです。

 個人で使用することを前提としたOSとはいえ,Win98には「複数のユーザーが使用できる」機能が備わっており,デスクトップ画面やスタートメニュー,メールアカウント設定,ブックマークなどは,ユーザー別に管理できるのですが,メールが個別管理できないようでは意味がありません。

 とっても間抜けな仕様です。(苦笑)

 まさかそんなことはあるまいと,色々設定をいじってみたのですが駄目です。家に帰ってからも,自分のパソコンで試したみたのですが,どうにもなりませんでした。


 一通り確かめたつもりだけど,それでもやはり私の設定ミスかなあ。

 どなたか,解決方法をご存じの方がいましたら,ぜひ教えて下さい。

 結局夕方から深夜までの約7時間,学校と自宅で,この作業に掛かり切りでした。サーバーとクライアントのユーザー設定は終えたものの,研修会の準備はできませんでした。

 明日もがんばらなくっちゃ。

 おまけに試行錯誤しているうちに,ログオンアカウントやメールアカウントのパスワード設定が消えてしまっていたりして,散々です。




 間に合いました(5月17日)

 土曜日から始めた作業ですが,とうとう研修会前日になってしまいました。一昨日と昨日で,サーバーとクライアントの設定が大方終わったので,やっと研修会の資料作りに取り掛かれます。


 今日はまず初めに,新たに申請したユーザーの登録作業を行いました。今日までに新たに5名の申請があったので,全部で全職員の半数にあたる15名がユーザーアカウント及びメールアドレスを持つことになりました。

 5人のユーザーのアカウント設定を行なった後は,送受信テストとして各ユーザーに送ったメールをすべて削除して受信トレイを空にし,続いて,明日からの研修会で使用するサンプルメールを送信しておきました。ユーザーが正しくログオンし,メールソフトを立ち上げることができれば,サンプルのメールを受信することができます。


 一連の作業を通して,ちょっと考えてしまったのは,ユーザー同士の間ではお互いにプライバシーを守ることができても,サーバー管理者ならば,やろうと思えば簡単にメールなどを盗み見ることができてしまうことです。

 たとえば,全員のメール設定を自分のパソコンに設定しておけば,各先生がやり取りしているメールを,すべて見ることができてしまうわけですから,考えようによってはとても怖いことですね。


 さて最後に,マニュアルなど,研修会で使う資料を作っておきました。

 とはいっても,今回は,コンピュータ委員会で作られ,各学校に配布されたマニュアルを一部手直しするだけで済んだので,それほど手間はかかりませんでした。時間が迫っているだけにとてもありがたかったです。


 すべての作業が終わったのが午後8時半。3日間で15時間以上も費やしてしまいました。

 ええ,ろくに勉強もせずに,乏しい経験・知識と勘に頼ってやろうとした私が悪いのですが。


 明日の研修会に何とか間に合ったので,とりあえずホッとしています。





 インターネット研修会(5月18日〜20日)

 管理職を含む全職員対象のインターネット研修会を行いました。今回は台数が少ない(サーバー・クライアント各1台)ので,1日あたり2学年ずつ,3日間にわたって行いました。ちなみに,某一番偉い管理職先生は不在でした。(^_^;

 研修会プログラムは以下の通りです。

1 導入された機器の紹介
2 ログオン・ログオフ
3 電子メールの送受信
4 ホームページの閲覧



 研修内容の概要です。

1 導入された機器の紹介
(サーバー)

  • 「BackOffice Small Business Sever」がインストールされ,ユーザー管理及びネットワーク管理などを行なっている。見た目はWin98によく似ているが,働きは大きく異なる。
  • 9月には,コンピュータ室,保健室,図書室などを結ぶ校内LANが接続されるが,その際の核となるマシンである。
  • インターネットに常時接続されているので,24時間起動させておく。

(クライアント)
  • Win98がインストールされている。
  • サーバーにLAN接続されているので,インターネットも使用できる。

2 ログオン・ログオフ
(ログオンからログオフまでの一連の手順と留意事項を説明し,その後,ログオン・ログオフの操作実習を実施した。)
  • ユーザー登録をすることにより,ユーザーアカウントやメールアドレスが使用できるようになる。
  • ネットワークに接続されたパソコンを使用する際は,ユーザーログオンを行うのが基本。
  • ログオンすることにより,ディスクトップ環境やメールや文書などを個別管理できる。ただし,クライアントマシン(Win98)は,ログオンしなくても使用できるし,ログオンしてもメールや文書の個別管理はできない。

3 メールの送受信
(メールの送受信についての一連の手順を説明し,その後,送受信の操作実習を実施した。)
  • サーバー,クライアントそれぞれに,各ユーザーのメール関連の設定が済ませてあるので,ログオンし,メールソフトを立ち上げることにより,自分宛のメールを受信することができる。
  • 自分のメールアドレスは,送信時に自動的に相手に通知される。
  • 相手先のアドレスは,アドレス帳に登録しておくと便利。

4 ホームページの閲覧
  • インターネットに常時接続されているので,Internet Explorerを立ち上げれば,すぐにホームページを閲覧することができる。
  • よく見るページはお気に入り(ブックマーク)に登録しておくと便利。
  • ホームページを探す際は,Yahoo!やgooなどの検索ページを利用するとよい。
  • ユーザーログオンすることにより,ブックマークや履歴も個別管理できる。



 概要は以上の通りですが,思ったよりも先生方の関心が高く,3日間とも予定の時間を30分以上も過ぎてしまい,一回あたり1時間半以上もかかってしまいました。

 何名もの先生方から,専門用語が多すぎて話の内容が分かりづらいと言われてしまったのが反省点です。




 Q&A(5月18日〜20日)

 5月18日から20日にかけて実施したインターネット研修会において,先生方から出された主な質問は以下の通りです。その場しのぎのいい加減な受け答えもありますので,悪しからずです。

Q メール一通あたりいくらかかるのか?

A 何通出しても同じ(OCNの料金のみ)。というか,基本的には無料。携帯電話のメール機能とはシステムが異なる。


Q 外国のホームページを見ると料金はどれぐらいかかるのか?

A 何を見ようが料金は変わらない(OCNの料金のみ)。というか,基本的には無料。個人で加入するプロバイダーでも同様で,どこのページにアクセスしようが,プロバイダーのアクセスポイントまでの電話料金しかかからない。

Q 自宅でインターネットに加入すると,どれくらいお金がかかるか?

A プロバイダーに支払う接続料金と,NTTに支払う電話料金がかかる。
 接続料金は,月15時間程度で2000円ぐらいが一般的。固定制もある。dtiなら年額34000円。
 電話料金は,通常の電話料金と同じで,月15時間程度で3000円程度。各種割引制度がある。


Q メールアドレスの意味は?

A 「ユーザー名@組織名(あるいはサーバー名)」となっている。
 組織名○○○-e.ed.jpの,○○○-eは学校名,edは教育機関,jpは日本を意味する。


Q 個人でインターネット(プロバイダー)に加入した場合,メールを書くのに時間がかかると,料金が心配。

A  メールを書いている間は接続しなくても良い。送信するときだけ接続するようにする。


Q  メールが相手が正しく送られたかどうかを確認する方法は?

A 送ったメールが”送信済み”フォルダに入っていれば,送信が完了している。アドレスが間違っていれば,エラーメッセージが返ってくる。ただし,アドレスを間違えても,そのアドレスがネット上に存在するならば,そこに送られてしまうので,その場合は確認できない。


Q 授業に役立つホームページを見つけたら,子どもたちに見せることができるのか?

A コンピュータ室のパソコンは,現時点ではインターネットに接続されていないので,直接見せることはできない。ただし,ダウンロードしてコンピュータ室のサーバーに入れてやれば見せることができる。



 質問内容で最も多かったのが,自宅でインターネットに接続する際の疑問点や不明点などの問い合わせでした。先生方の間でも,インターネットに対する関心は,ずいぶん高まってきているようです。








 今年もgifアニメ−パソコンクラブ−(5月21日)

 今年は年度当初に行事等が多く組まれていたため,クラブの時間が削られてしまい,5月下旬だというのに,今日が本年度第2回目です。(-_-)

 前回は,お絵描きソフト上に日本語を入力させ,フォントや文字色を変えたり,簡単な装飾機能などを使わせて,バナー作りをさせました。2学期から作るホームページに使わせるつもりです。

 今回からは,子どもたちの要望が多かったgifアニメ作りを行います。初日の今日は,手順を覚えるための練習ということで,まず初めにサンプルとしていくつかのgifアニメを見せ,次に私が簡単なアニメを作って見せながら手順や機能を説明し,その後で練習として子どもたちにも簡単なアニメを作らせてみました。

 コンピュータ室ができて今年で4年目となるのですが,戸惑うこともなく,てきぱきと操作している子どもたちの様子を見ていると,コンピュータにもずいぶん慣れ,技能が向上している様子がうかがえます。

 昨年度も今回とほぼ同じやり方で指導したのですが,昨年度はまともに完成させることができたのは5・6年生の一部の児童のみでした。ところが今年は,ごく簡単な作品とはいえ,わずか30分ほどの間に6人もの子どもたちが完成させてしまったのです。4年生が2人,5年生が4人です。

 6年生の子どもたちも,やり方が分からないわけではなく,練習として簡単なアニメを作るよう指示したにもかかわらず,ついつい熱が入り,本格的なアニメ作りに取り組んでいるのです。

 つまり子どもたちのレベルが,コンピュータの操作方法とか手順を覚えることに神経を集中しなければならないような段階を乗り越え,内容を工夫し創造することに集中できる段階へと進んできているわけで,今後が楽しみです。




 一週間後(5月27日)

 先日実施したインターネット研修会(5/18-20)から一週間が過ぎました。最近の利用状況をお知らせします。


 電子メールを一番利用しているのは,予想通り事務職員のUさんです。というよりも,現在のところ,メールのやりとりをしているのはUさんと用務員のSさんのみなのです。


 Uさんは,かろうじて「一太郎」が使える程度のパソコン初心者です。インターネットが導入され,それまで”手書き&FAX”で行なっていた事務連絡が”電子メール”に取って代わられることを最も恐れていた方なのです。

 ところが教育委員会や事務職員仲間からのメールが連日届くので,必要に迫られて毎日毎日嫌々メールを書いています。

 幸か不幸か,Uさんの席は,パソコンを挟んで私の隣なので,連日私はマンツーマンでUさんのサポートをしているしだいです。


 それから,用務員のSさんもパソコン初心者です。しかしながら電子メールに大変興味を持ち,娘さん(大学生)を相手にして,メールの送受信の練習をしています。


 みなさんがSさんのように,新しいことに興味を持ち,挑戦してみようという姿勢で取り組んでいただけるとよいのですが,他の方々,つまり先生方は,必要に迫られていないこともあり,現在のところは,インターネットを全く利用していません。

 それどころか,新しく導入されたパソコンにはよほど近寄り難いらしく,私がこっそり「一太郎」をインストールしておいたにもかかわらず,それすらもほとんど使っていない状況なのです。

 相変わらず,従来のDX2(66MHZ)マシンで文書を作成している方がほとんどです。

 お気の毒様です。





 突然の指名(5月31日)

 キャー!本日授業後,突然の指名がありました。

 6月3日の学校訪問()で,コンピュータの授業を公開しろ(見せろ)と言われてしまったのです。(注:学校訪問とは,教育長をはじめ教育委員会の方々が,年に一度各学校に訪れ,授業などを参観する行事です。)

 学校訪問は私たち(地区の)教員にとっては特別の行事であり,約一カ月前から準備をするのが普通です。

 それなのに準備期間は今日を含めてわずか3日しかないのですっ!

 うーん,「困った困った」というか,「やはり」というか。

 というのは,実は前々から「おかしい...」とは思っていたのです。

 私たちの地区は,コンピュータ教育に力を入れ,お金をかけていることもあって,学校訪問では,各教科の授業の他,コンピュータの授業も必ず公開することになっているのです。もちろん私たちの学校でも,毎年,誰かがその役を引き受け,授業を公開しているのです。

 ところが今年は,上司からの話(あるいは依頼)がなかったので,成り行きで,誰も公開しない(^_^;ことになってしまっていたのです。

 もし校内で誰かが公開するとしたら,真っ先に白羽の矢が立つ恐れのある私は,「変だなあ」とは思いつつも,今年初めて低学年を受け持ち,授業以前のことでかなりどたばたしていたので,進んでやる気力もなく,「気づかぬふり(^_^;」をしていたのでした。


 しかしながら昨日,ふとしたきっかけで上司がそのことに気づいてしまい,急遽私におはちが回ってきたのでした。あーあ。

 他に誰か引き受けてくれる方がいるなら断りたかったですが,時期が時期だけにそんな奇特な方はいるはずもないので,とりあえず引き受けることにしたのでした。


 でもでも,いったい何をやろうかな。全くの白紙の状態です。

 残された時間は2日です。





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