コンピュータ室運営日誌


1999年

10月のできごと

チェルノブイリ(10月30日)
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 チェルノブイリ(10月30日)

 昨夜,H先生が,校内LANに接続した自分のノートパソコンに,職員室のパソコンからアクセスしようとしたところ,ノートパソコン内のファイルが”W95.CIH”というウィルスに感染している旨のメッセージが画面に表示されたそうです。

 本日報告を受けた私は,初め,最近市内T中学校でEXCELのマクロに感染するウィルスが見つかったこと,大量の文書データ(FD20枚分)を扱っている最中に見つかったことなどから,T中学校で発生したウィルスと同じようなものではないかと予想し,軽く考えていました。

 ところが,インターネットで”W95.CIH”の正体を調べてみたところ,EXCELのマクロに感染するものではなく,俗称”チェルノブイリ”というウィルスなのでした。

 このウィルスはかなり悪質なもので,ハードディスクのみならず,BIOSデータまでも破壊される恐れがあり,最悪の場合,ハードウェアを交換する必要があるとのことです。

 どひゃー!(*_*)

 これは相当ヤバい状況らしいので,土曜日の午後にも関わらず,業者さんに連絡し,対処をお願いしました。また,ウィルス発覚時に使用していたFDの一部はすでに他校に送られていたため,担当者に連絡し,取り扱いに注意していただくようお願いしました。


 業者さんに色々調べていただいたところ,結果的には,某先生のノートパソコンだけが感染している状態らしく,最悪の事態は免れたのですが,午後3時過ぎから7時過ぎまでかけて,職員室のパソコン,コンピュータ室のサーバー,フロッピーディスクなど感染された可能性のあるものをすべてチェックしていただき,業者さんには大変ご迷惑をおかけしてしまいました。


 多少パソコンに慣れてくると,横着して動作が重くなるウィルスソフトなどは外してしまいがちなのですが,ネットワークにアクセスする以上は,それなりの自覚と責任を持たなければいけませんね。

 深く反省した一日でした。

 遅ればせながら,帰りに某先生とパソコンショップに寄って,ウィルスチェックソフト(ノートン アンチウィルス)を購入してきました。(^^)




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