学級日誌
| 今朝のできごと(3月18日) 今朝,教室に入ったら, 子供たちが一斉に立ち上がり, 教室中に響きわたる声で,「ありがとうございました。」と言った。 黒板には,大きな文字で「fukufuku先生 1年間ありがとうございました。」と書いてあった。 私の似顔絵も添えてあった。 代表の子が,全員のメッセージが書いてある寄せ書きを私にくれた。 私の知らぬ間にこっそり書いていたらしい。 ありがとう。 うれしい。 感動した。 そしてとまどった。 修了式は24日なのに,なぜ今日なの? 卒業式もまだ終わっていない。 それに,昨日は卒業式の練習態度のことや忘れ物のことで叱った。 今日,突然子供たちがこんなことをしたのは,私が,学級お別れ会を開くことを拒否したのが原因らしい。 子供たちは21日にやりたいと言っていた。 それを私は,時間がないとの理由で断った。 昼休みに,子供たちに,「どうしてもお別れ会やりたいか。」と聞いたら, 「ほんとうはやりたかったけれど,もう用は済んだからやらなくていい。」と答えた。 後悔している。 21日にお別れ会を開こう。 あまりに突然で,照れくさくて,うまく伝えることができなかった私の気持ちを伝えよう。 コンピュータに関係ない”日記”を書いたのは,今日が初めてです。 どうか見逃して下さい。 GW特別編 野外学習で歌う曲です。何曲分かりますか? キャンドルの集い(5月4日) 野外学習まであと二週間。準備の方も着々と進んでいます。 野外学習といえば,子どもたちにとって最大の楽しみは,やはり,夜の「キャンプファイヤー」でしょう。 私たちの学校では,今年はキャンプファイヤーのかわりに「キャンドルの集い」を行います。「キャンドルの集い」とは,簡単に言うと屋内で行うキャンプファイヤーです。ファイヤーの代わりに,キャンドルを使います。 午後7時,子どもたちが体育館に入場し,集いの始まりを静かに待ちます。体育館の中は電灯を消してあるので薄暗いです。 全員集まったところで,司会の子どもにより「はじめの言葉」が告げられ,集いが始まります。 最初に全員で歌を歌います。 ♪「とおき やまに ひがおちて 」 歌い終わったところで,栄火長(校長)が入場し,センターキャンドルに火をともします。体育館の中が,キャンドルの炎で少し明るくなります。栄火長の言葉を聞きます。 いよいよ次は楽しい交歓会です。体育館の電灯をつけ,明るくします。 まずこの歌を歌い,雰囲気を盛り上げます。 ♪「おとぎばなしのような すてきなこのせかいは 」 その後,各クラスからの出し物やゲームなどをして楽しみます。 交歓会が終わると,体育館の電灯を再び消して,キャンドルサービスを行います。センターキャンドルの火が,栄火長によって代表の子どもに渡され,代表の子から,全員の子どもたちが持つキャンドルに,火がともされます。 百数名の子どもたちのろうそくに火がともったところで,代表の子どもによる詩の朗読が行われます。 その後全員で合唱します。 ♪「いま わたしの ねがいごとが かなうならば 」 最後に,司会の子によって,終わりの言葉が告げられ,歌を歌いながら退場していきます。 ♪「いつまでも たえることなく ともだちで いよう」 さて,何曲分かりましたか?すべて私の好みで決めた曲です。1曲目と4曲目はキャンプファイアーの定番ソングです。3曲目は簡単ですね。2曲目がちょっと難しいのではないでしょうか。 ところで,この4曲を,「MIDI SCAN」で,楽譜からMIDIデータに変換してみたのですが,楽譜を誤認識したり,MIDIプレーヤーで演奏させると音がとぎれたりして,なかなかうまくいかないようです。 日記です。そしてまじめなお話です。 今どきの性教育(6月2日) 明日はクラスで性教育の授業を行います。 そこで授業後,明日の授業のために”予習”をしていたのですが,性教育の指導内容は,年々リアルになっているので,私達教員でさえ,とまどってしまうことがしばしばです。 小学校の性教育と聞いて,「雄しべ」と「雌しべ」のたとえ話を思い浮かべる方は,さすがに今ではもういないと思うのですが,現在の学校教育の中で具体的にどういう指導を行っているかをご存知の方は,かなり少ないのではないでしょうか。 小学校5年生の場合,性教育で取り扱う用語は,「思春期」「声変わり」「ちぶさ」「発毛」「月経」「初経」「いんけい」「射精」「精通」「卵巣」「卵子」「精子」「精巣」などです。教科書では,これらの用語を用いて,子どもから思春期に入るまでの体の変化が説明されています。 これが昨年度までの教科書の内容でした。 ところが,今年から使用する新しい教科書では,それらの用語が図解されていて,「思春期のからだ」のページでは,思春期の男女の全裸画像(ヘアヌードです)が見開き2ページで載っています。その次の「初経と精通」のページでは,男女の性器の図解が載っています。それから,初経を迎えた女の子の感想や精通が生じた男の子の感想なども載っています。 実は私は,昨年度までの教科書の内容しか知らなくて,ついさきほど今年の新しい教科書を見て,そのリアルさに内心少々焦ってしまいました。ですが教科書に載っている以上は焦っていても仕方がないので,人間として当たり前のできごととしてきちんと教えていくつもりです。 ところで性教育の授業は,小学5年生の子どもたちでも大変興味を持っています。中学生の場合だと,自分自身とか同級生などに重ね合わせて考えたりするので照れもあるし,それに大人に対する嫌悪感なども合わさって,なんとなく暗いイメージになりがちですが,小学生は結構あっけらかんとして明るいです。まだ自分自身のことというよりは,他人事,というか,大人の事として受け止めているようです。父や母など身近な大人の体に対する興味という感じだと思います。 教科書は過激になったけど,まじめに,そして明るくさわやかにやりたいと思っています。 そうそう「性交」については,2学期に理科「動物と人の誕生」という単元で学習します。 「どうして,精子が女子の体の中に入るのですか?」 子どもたちのこの疑問は,そのとき明らかになります。性教育を行う上での最大の山場です。 事実を話すのは簡単だけれど,きちんと納得させるのはやはり難しいです。 次のページへ 学級日誌INDEXへ |