「コンピュータ室運営日誌」の公開に関する話題
その3
(1998年1月-3月)


懲りない無断掲載(1月10日)
アンケート結果について(1月12日)
書き続けること(3月1日)
ネットに繋がない日も必要(3月13日)





 懲りない無断掲載(1月10日)

 朝メールチェックをしたら,ホームページ開設当初からの読者であるNWさんからメールが届いていました。

 振り返ってみれば,ホームページを始めたのが96年10月ですから,つまり1年3ヶ月もの間毎日のように遊びに来ていただいているわけで,本当に感謝感激です。

 それで,NWさんからのメールの内容は,
●研の「●育と●ンピュータ」の最新号に「fukufuku先生のホームページ」として,けっこう大きく紹介されていました。(中略)今後も,頑張ってください。

 というものでした。

 呆然。私はまったく知りませんでした。

 またやってくれましたね「●AKKEN」さん。無断掲載をお断りしていることは,ここに明記してあります。しかも,ここには,以前「●AKKEN」さんが無断掲載したことを批判した文章を掲載しています。

 それなのに,よりによって私のページを無断で掲載するなんていったいどういうつもりなのでしょうか。


 以前,私がいつもお邪魔しているMさんのホームページが,2ページにわたって大々的に引用掲載されたことがありました。しかもその内容は,インターネットとかコンピュータ教育とはまるで関係ない興味本意の視点で書かれたもの(私にはそう思えた)でした。

 早速Mさんに連絡したところ,予想通り全然ご存知なくて,大変困惑されていたのでした。

 Mさんは早速編集部に対して抗議し,編集部より謝罪及び弁明を受けて,この件は一応解決したのでした。(うっぷんが晴れたとのことで抗議文はすでに削除されていました。)また,翌々号で無断掲載を繰り返していたと思われるそのコーナーは廃止されました。


 私はもちろん,自分のホームページが”ネット上”で扱われることには不満はありません。私も他の方のページについて,コメントを載せたり,無断リンクを行っていますし,自分のページを検索ページにも登録しています。また,(ムシのいい話ですが)インターネット利用者しか読まないような雑誌への掲載も基本的にはOKです。

 ですが,インターネット以外の他のメディア,特にネット上の”fukufuku”と現実社会の”私”が一致する可能性のある教育関係雑誌への掲載は基本的にはお断りしています。これはホームページ開設当初からの方針です。特に●研の「●育と●ンピュータ」という雑誌は,私自身も定期購読していますし,周囲にも購読者がたくさんいます。


 例えば,以前雑誌への掲載をめぐって,私がホームページを公開していることを管理職の方に告白したとき,こんなやりとりがありました。

某管理職「地域の人や教育委員会がどう思うかよく考えて欲しい。」
fukufuku「ホームページの内容について誰からも批判されたことはありません。」
某管理職「それは,インターネットに興味があって,あなたのホームページを見た,一部の人だけの意見でしょう。ごく普通の人はそうは思わないかもしれません。」

 とにかくこんな調子ですから,自分の正体が明らかになることなどとんでもないことです。

 私がいつも拝見しているこのかたこのかたこのかたも,いわゆる内輪ネタを載せている方は,皆さん匿名にしています。

 今はただ某管理職先生がおっしゃる”世間一般の常識”が変わることを待つのみです。


 ですが,うーん,今回の件は,紹介のされ方がずいぶん好意的だったし,これ以上コトを大きくしたくないので,とりあえず様子を見てみることにします。(苦笑)


 個人のホームページが,画面写真とともに雑誌上に掲載されることについて,皆さんはどう思われますか。




 発売直後にこんなことを載せてしまっていいのかなあ。
ちょっと心配です。


 私は,周囲の方からも,業者さんからも,他の誰からも圧力をかけられずに,自分の責任で自由に書いていきたいです。





  アンケート結果について(1月12日)

 昨日の,「個人のホームページが画面写真とともに雑誌上で掲載されること」についてのアンケート結果は,

  ・自由に掲載してよい(覚悟すべき) 2人
  ・作者の了解をとるべき 48人
  ・ケースバイケース 7人

 でした。ご協力ありがとうございました。

 大多数の意見は「作者の了解をとるべき」です。やはり自分が作ったものが,本人が望んでいない場で公開されたり,例え一部であっても勝手に利用されたりすることっていやですよね。

 しかし,ケースバイケースを含めて,無断掲載を容認する意見も2割近くありました。異なるメディアとはいえ不特定多数の方に公開している以上は,それなりの覚悟はしておくべき,ということでしょうか。そういう意見も分からないではありません。

 それに掲載する側としては,正直なところいちいち了解をとるなんて面倒なことはやりたくないだろうし。でもそうなると,勝手気ままに書きたいことをだらだら書いている今のページ作りを見直していかなくてはならないかなあ,という感じです。

 まあ,書きたいことが書けなくなったら,私はホームページを続ける気はありません。




 書き続けること(3月1日)

 3月ですね。

 この1年は本当に忙しかった。まだ終わってないけれど。

 今年は本業(学級担任)以外の仕事を同時にいくつも抱えていて,ほとんど眠れなかった日もありました。そういうときに限って日誌に書くことがあり過ぎて,意地になって更新していたような気もします。(笑)


 最近は「コンピュータ室運営日誌」というタイトルは意識せずに書くことも多いです。そして,どちらかというと「運営日誌」よりもその他の日記のほうが読者の方の反応がよかったりするのですが,私が書き続けたいのはやはり「日誌」です。


 私が「日誌」を始めたきっかけは,”忘れたいことを忘れるため”でした。


 とにかく忘れるために何かに夢中になりたかった。


 そんなときちょうどうまい具合に私達の学校に「コンピュータ室」ができて,私に新たな仕事が与えられました。

 ところがコンピュータ室の管理運営の一切を任されたものの,とにかく何もかも分からない状態だったので,参考になりそうな情報を探し回ったのですが,1年半前の当時,コンピュータ室のメンテナンスとか授業のやりかたとか,コンピュータ教育について具体的に記述しているページなど何処にもありませんでした。


 誰もやっていないなら自分が書こう。


 ただ単に日常の出来事を書くだけでも,私と同じような立場の方にとっては役に立つかもしれないし,情報交換ができるかもしれない。それにネタには困らないだろうし,何より夜のヒマ潰しにはもってこいだと思いました。


 そして1カ月後,偶然見つけた日記猿人という日記リンク集に登録しました。


 日記猿人に登録している事で,教員以外の方に読んでいただけることの意味は,私にとってとても大きいです。
 
 メールをいただいたり,読んだよボタンを押していただいたり,何らかの反応があるのは,ものすごく励みになります。時には,教員では絶対に思いつかないような視点からアドバイスをいただけることもあります。

 また,自分自身も他の方の日記を拝見して,様々な生き様や思いや考えに触れ,新しい発見をし,毎日日記を読むことはそれまでの教員生活の中では味わえなかった楽しみにもなりました。

 何しろこういう日記ですからストレートに表に出る事はあまりありませんが,私が日誌を書く上でも直接間接にずいぶん影響を受けてきたように思います。

 明日からも楽しく日誌を書き,そして日記を読んでいきたいです。



 うー。なんか子どもの作文みたいに締めくくりになってしまいました。(苦笑)

 論争は好きだけど,筋の通らない単なる非難中傷は嫌だな。






 ネットに繋がない日も必要(3月13日)

 疲れてます。

 昨日は家に帰るなりダウンしてしまい,一度もネットに繋ぎませんでした。

 以前の私なら少々疲れていても,何故かネット生活のパワーだけは残っていて,夜になると急に元気になり,数時間かけて日誌を書き,夜通しでWebめぐりをしていたのですが,最近は睡眠を優先させたくて仕方ありません。


 考えてみれば,以前の日記にも書きましたが,私がホームページを始めたきっかけは現実からの一種の逃避であったわけですが,逃げ場であるはずのネット社会の中でもだんだんしがらみができてきて,最近は自分のキャパシティをややオーバー気味,ちょっとひと休みしたいなあという心境になりつつあるのかも知れません。

 もちろん不快な思いをしているとかそういうことではありません。

 ただこれからも生活の一部として,楽しく,そして長く続けていくためには,全くネットに繋がない日も必要じゃないかなと思い始めています。

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