「コンピュータ室運営日誌」の公開に関する話題
その1
(1996年12月-1997年6月)


子供の写真を載せると(12/4)
新年のごあいさつ(1/1)
無断雑誌掲載について(1/18)
ちょっと緊張のメール(4/15)
5通の返信(4/22)
もやもや−すっきり(4/23)
5通の返信−その2−(5/15)
5通の返信−その3−(6/4)
掲載記事の感想(6/24)






  子供の写真を載せると

 12月4日。以前,ホームページに子供の写真や作品を載せたらどうか,という質問をいただいたことがあります。確かにその方が,私たちの取り組みの様子が,具体的によく分かっていただけると思います。

 ですが,申し訳ありませんが,このホームページで載せる予定はありません。

 写真や作品を載せると色々面倒なことが起こってしまいそうなのです。

 一つは,著作権や肖像権の問題です。私はこれらのことにあまり詳しくはありませんが,最近,子供の写真や作品をインターネット上で公開することが,教育関係者の間では,問題になりつつあるようです。子供にも著作権や肖像権があり,教育上の目的であったとしても,無断で写真や作品を公表することは許されないというのです。

 ですから,写真や作品をホームページに載せるためには事前に了解を取っておく必要があります。そうすると,私のホームページの存在を子供や学校の先生方に公表しなくてはならなくなります。

 でもそれでは,内容が制約され,書きたいことが書けなくなってしまいます。(別に悪口を書いているつもりはありませんが。)

 それに,まだ現状では,インターネットやホームページのことを,先生方に説明するのもなかなか大変そうです。

 数年前,某大学院の英文科に在籍していた友人が,英語の授業に関する論文を書くため,コンピュータでデータを分析したいと指導教官に話したところ,「論文というものは文献を一字一句丹念に読んで書くものだ。コンピュータに論文が書けるか。」と一喝されたそうです。これと似たような雰囲気は,まだまだ学校現場には少なくないと思うのです。

 私の学校の先生方はどう思ってみえるか分かりませんが,コンピュータ教育について(というかコンピュータ全般について),話をすることはあまりありませんので,それほど強い関心がないのは確かなようです。そのような先生方に対して,インターネットことやホームページのことを話して分かってもらうなんて,考えただけでも疲れ切ってしまいます。

 このコンピュータ室運営日誌では,小学校の学校教育にもコンピュータが導入されるようになった今日,学校現場ではどのような取り組みをしているか,ありのままに書いて,私たちの考えや苦労を多くの方々に知ってもらいたいと思っています。ですが,私は小心者なので,身近な方々に堂々と公表して,不愉快な思いをさせたり,いらぬ誤解を招くのはだけは避けたいのです。




  新年あけましておめでとうございます
 昨年は,fukufukuの部屋に遊びに来ていただき,ありがとうございました。大変うれしく思っております。

 学校にコンピュータが導入され,また個人のホームページを開いたこともあって,昨年9月からは,それまでとはガラリと変わった生活を送ることになりました。

 そんな中,この運営日誌を書く作業は,自分自身の考えを整理し,見つめ直す良い機会となりました。また,同業者のみならず,いろいろな立場の方からのご助言や励ましは,私にとってたいへん大きな財産となりました。

 本年度もご指導のほど,よろしくお願いいたします。

 今年も,みなさんにとって良いお年でありますように。
                1997 年1月1日 fukufuku



   匿名ならば無断掲載は許されるか
  廃人テスト を見て,複雑な気持ちです。

 テレホーダイに加入すると,絶対に歯止めがかからなくなる思って,あえて加入はしていないのですが,それでも結局自制できず,先月の電話代がついに3万円を越えてしまいました。それに,慢性の睡眠不足状態です。(夜は元気!)

 それだけインターネットをやっているにも関わらず,教育関係ページを見ることは滅多になく,毎日毎日,「Read Me!」と「日記猿人」周辺をうろちょろしています。

 私は読み物のページが好きなのですが,単なる自己紹介と自己満足で終わってしまっている教員のページと,日記猿人で鍛えられた作者のみなさんのページとでは,全く比べものにはなりません。

 そんな私がこれまで見た教員のページ中で,とっても楽しいと思える数少ないページの一つが, MORIEさんのページ です。

 そのMORIEさんのページの内容が,先日発売された教育雑誌に無断掲載されてしまいました。 

 GA×KENという出版社が出しているコンピュータ教育関係の雑誌です。見開き2ページにわたって,HPの主要な部分が作者に無断で引用されてしまったのです。一応匿名扱いで,作者の名前とかアドレスとかは載っていないのですが,yahoo!とかで検索すれば簡単に見つかってしまいます。

 この雑誌は,私も定期購読しており,コンピュータ教育だけでなく,著作権とかインターネットのマナーとか,そういう面でも力を入れて取り組んでいる雑誌なのですが,その編集部自身がこんなお粗末なことをやっているのですからあきれてしまいます。

 私が特に心配するのは,掲載されたのが教育雑誌だということです。インターネット上の情報ならインターネットをしている人だけしか見ることができないのですが,GAK×ENという大きな出版社が出している教育雑誌ですから,関係者とかに見られる可能性がかなり高くなってしまうわけです。この出版社には,インターネット上で公開することと,雑誌に公開することの,そういう違いが根本的に分かってないのです。

 MORIEさんのページは,違法なものであったり,社会的に非難されるような内容ではありません。だからといって,無断で他のメディアに掲載することが許されるわけではないと思うのです。

 私自身,名前も,性別も,年齢も,所在地も,何もかも明らかにせずにHPを公開しているのは,私の関係者に余計な誤解を与えたり,あるいは干渉されたりしたくないからです。

 誰にも不快な思いをさせず,自分自身も楽しめればそれに越したことはありませんから。

 このような非常識な行動をとる出版社がもう2度と現れないことを願ってます。




 ちょっと緊張のメール(4月15日)
 帰宅してメールのチェックをしたら,某ソフトウェアメーカー(A社)さんからメールが届いていました。

 ドキッ。

 A社のソフトウェアについては,これまで日誌に何度か不満やら苦情などを書いています。(もちろん良い点も書いていますが...。)

 これまでも,いくつかのメーカーさんからメールをいただいているのですが,メールのお名前はいつも個人名(社員名)でした。A社の方にも,昨年12月ごろ何度かご訪問いただいた事があるのですが,そのときは,社員の方の個人的の立場でのご訪問という感じでした。

 今回は「会社のお名前」でのメールです。

 思ったことを好き勝手に書いているけど,メーカーさんとの面倒なトラブルなど起こしたくありません。

 ちょっと緊張しながら目を通しました...。


 ...取り越し苦労だったようです。
 メールの内容は日誌に対するクレームではありませんでした。
 3月2日(笑)にHPにお邪魔した際に出したメールの返信でした。

 すっかり忘れていました。一応私のURLも書いておきましたが,音沙汰なかったので,黙殺されたと思っていました。(自分でまいた種だったとは...。)
 気にとめていただいてありがとうございます。

 私が出したメールが,
昨年度,私たちの学校にもコンピュータが導入されましたが,なかなか効果的
な活用ができずに困っています。このHPが,一日も早くユーザーの情報交換
の場になることを願っています。
また,××××等を使った私たちのこれまでの取り組み(苦情含む)を,下記
のHPに掲載しています。
お時間がありましたら,ご笑覧下さい。
 http://www.dtinet.or.jp/~fukufuku/fuku03.html


 今日の返信が,
当社ソフトの活用ありがとうございます。
今後の参考にさせていただきます。


というような内容でした。(一部省略)

 「読んだよ!」ボタンメールも届いているので,寛大な心でご笑覧いただけたと思っています。

 今のところ問題なしということですね,A社さん。

 私は小心者ですから,こんなささいなことでもHPを続けていることが不安になってしまいます。

 しかしこんなやりとりまで日誌に載せてしまうとは,もしかしたら私は図太い人間かも...。


追記:
ここにも書きましたが,私の勘違い等による不手際につきましては,即座に訂正させていただきますので,よろしくお願いいたします。
 




 5通の返信(4月22日)
 私がいつもメール交換をしている内容は,プライベートなやりとりを除くと,ホームページを見た感想とか,コンピュータ教育に関する情報交換が多いのですが,この一週間の間に,今まで経験のない5通のメールがfukufuku宛に届き,少々複雑な思いを抱いております。


4/17 ソフトバンク「Yahoo! Internet Guide」6月号にて,この日誌を紹介したいとのメール

 雑誌を発行するのに何日かかるか分からないけれど,ほとんど事後報告に近い形での依頼に少し困惑気味です。でも,先月「オススメ」コーナーにて紹介していただいたので,もしかしたら掲載されるかなという気持ちはありました。
 私自身が原稿を書くわけではないし,HPを紹介していただいて,より多くの方に見ていただけるのは,やはりありがたいことなので了解いたしました。ありがとうございます。


4/19 「コンピュータ教育ガイドブック」をファイル(一太郎8形式)で,送ってほしいとのメール

 これはやり方がよく分からなかったので,いつもアドバイスをいただいている川島さんに,お願いして教えていただきました。希望者にだけお知らせする「秘密のページ」からダウンロードできるようにしたいのですが,ちょっとうまくいかないところがあるので現在研究中です。しばらくお待ちください。


4/21 某パソコン雑誌からの取材依頼のメール

 これが一番とまどっているメールです。
 このHPを紹介していただけるのはうれしいのですが,取材となると,勤務地とか住所とか氏名とか伏せておけるのかな。伏せておけるとしたら,プライベート情報をすべて隠して,深夜にこっそりHPを作成しているような不審な人物が,取材するに値するのでしょうか。
 たとえ実名が公表されたとしても,違法性を問われるような事は書いているつもりはありませんし,自分が書いたことには責任を持ちますが,プライベート情報を伏せているからこそ,誰にも不快な思いをさせず,具体的な情報を発信できるのではないかと考えております。
 某社さんも取材できる地域が限られているということなので,どうなるか分かりませんが,今後のこともあるので,どういう方向で考えていけばよいか思案中です。


4/21 私が使用している某ソフトウェアの入手先を教えてほしいとのメール

 これは,Nさんからのメールです。調べてみたら,3ヶ月も前にメールをやりとりした際の話題でした。よく覚えていましたね。
 実は,Nさんには,不快な思いをさせてしまったことが2,3度ありますし,fukufukuの秘密情報の一部を握られているので,この件は最優先で即座に対応いたしました。


4/22 それから,つい先ほど,卑わいな嫌がらせメールが...。

 メールの内容は,ちょっとご紹介できません。
 これを読んで,「がはははh」と笑っていただけるのは,やはりTさんでしょうか。それから,Sさん,cさん,Mさん,Nさんはどうかな。                    



 もやもや−すっきり(4月23日)
 教育公務員である私の最大の悩みは,どの程度までの内容なら,HPに掲載したり,マスコミに発言したりしても許されるかということです。

 全くのプライベートなページとはいうものの,日頃の仕事をネタに日誌を書いているわけですから,法律面に疎い私は,いつも漠然とした不安を感じています。先日の取材依頼の件もあるので,一度はっきりさせておきたいと思い,先輩教員であるNWさんに相談しました。

 NWさんは,私の日誌の古くからの読者であり,ご自身もHPを公開し,本を出版し,マスコミの取材も受けておられる方なので,その辺の事情にも精通しています。私にとって,まさに法律顧問とでもいうべき存在の方です。これまでも色々な面で大変参考になるアドバイスをいただいてきました。

 NWさんに伺ったお話は以下の通りです。

HP「コンピュータ室運営日誌」の公開について 
 公務員には守秘義務はありますが,それは公務上知り得た情報の中でも個人情報や情報公開条例でも開示しない内容を指していると思います。そういう意味で,もしfukufukuのHPをすべて実名で公開しても,個人情報や守秘義務のある内容ではなく,コンピュータ室の運営に関することだから,法律解釈上,問題になるところはありません。
 さらに匿名化して,お断りをいれている,つまりフィクション仕立てにしてあるわけですから,法令上は問題がないと思います。
 もし,問題になるとしたら,法令解釈ではなく,情意的な内容でしょう。幕張総合高校の生徒が自分の学校の実態を暴露したHPをインターネットに流して,それを見た教員,学校から自主的に削除するよう強要された事件がありました。高校生には,なんら法律違反や校則違反はありません。裁判闘争になれば,学校が負けるでしょう。fukufukuのHPが高校生になる可能性はあります。しかし,高校生の場合は,すべて実名でした。fukufukuの場合,仮名・フィクション化のオブラードに包まれているので,大丈夫だと思いますし,HP上にも,その点に配慮した記述がたくさんでてきます。
 それに,fukufukuのHPは芸能週刊誌やワイドショーではありません。親しみやすい文体ですが,教育とコンピュータの専門誌,研究誌です。学術書の立場でしょう。たくさんの教員やいろいろな人がアクセスし,参考になっています。教員の研修権を考えあわせれば,正当化されます。
 心配することはないと思います。A県B市のC小のD先生と特定されても,とやかく言われることはないし,とやかく言われても,堂々と対応すればよいと思います。教育委員会からのクレームは,直接にはないでしょう。間接的にブツブツはあるかもしれませんが。


取材依頼への対応
 個人の立場で,匿名仮名で回答する条件なら,やはり,問題ないと思います。また実名であっても,個人の考えを述べるのであれば,全く問題は無いでしょう。積極的にマスコミに発言することも,悪いことではありません。
 ただ,マスコミは都合のよいところだけを取り上げるので,こちらの意図と違った掲載をされる場合もあります。そのあたりのところ,実名なら,きちんと確認しておきたいですね。匿名仮名なら実質どうってことないですけど。
 しかし,学校名や個人名を公表するのであれば,道義的な面から考えても,校長の許可を取っておく必要はあると思います。



 本当にありがとうございました。元気づけられます!
 トラブルが起きないようにするためには,やはり匿名でフィクション仕立てにしておくのが良さそうですね。しばらくは,fukufukuの名でこれまで通りやっていきます。
 ええと,それから教頭には,私がコンピュータ教育関係のHPを公開していることは話してみました。そして,「機会があったら一度見てください」とも言ってみました。その「機会」がいつになるかは分からない(永遠にないかも)けれど,ずいぶん気が楽になりました。

 これからもアドバイスよろしくお願いいたします。




 5通の返信−その2−(5月15日)
 このネタは邪道ですが,また書きたくなってしまいました。プライベート情報は一切明かしませんが,ご不快に思われた方,メールください。即刻削除いたします。

5月7日 レポートの提出期限が迫った学生さん(某教育学部在籍)からのメール。(一部省略)

 (講義で課されたレポートの)資料がなくて困っています。
インターネットで教育のホームページを見て探してみましたがみつかりません。fukufukuさんのホームページを見て、コンピュータ教育にfukufukuさんが詳しそうだったのでメールをだしました。fukufukuさんの意見を教えてください。
レポートの提出期限がせまっています。できれば9日の午前中までにお返事が頂けたらうれしいのですが。
「突然メールをだしてきて何いってんだ」とお怒りでしょうがよろしくおねがいします。


 初めまして,通りすがりの学生さん。
 別に「お怒り」はしませんでしたが,やはり,レポート作成はご自分でやられた方がよろしいのでは?
 もしまたメールを送っていただく機会がありましたら,今度はせめてお名前ぐらいはお知らせくださいね。
 ...私って意地悪ですか?



5月8日 遠山哲央さんからの感想メール(実名掲載OKとのことです)

 そうそう小学生なのにもうプロパティとかいじって Hacker ぶっている子供がいるようですね。教えられたこと以上の行為は厳罰される日本の教育の中で、そのように自分で創造し挑戦心があり、勇気を出して実行する子達というのはきっと日本の将来の宝物だと思います。与えられたことだけを丁寧にこなすサラリーマン候補の子供たちより、ずっと大きな世界の資産だと思います。教育者側にとってみれば許しがたい存在かもしれませんが、目先の小さなことにとらわれず、大きな視野でその子らを見てあげてください。教えられていない部分に疑問をもち、それを自ら探求し、学び、応用する、なんて素晴らしいではありませんか。それこそ現在教育界が望んでいる子供たちではないですか?愚かに自分の保守のために頭ごなしに叱ってしまって、若い本当な意味での優秀な芽をもぎ取ってしまわないでください。

 これは3月27日の日誌についてですね。ありがとうございます。
 うーん。遠山さんのご指摘,ごもっともだと思いました。ただ反省あるのみです。いたずらをする子どもを見るとついつい叱ってしまいます。教師という生き物の悲しい性でしょうか。他の方はどうかな。

 それから,遠山さんは本日HPを開設したとのことです。おめでとうございます。
    香港返還ドキドキ日記
 内容は,「返還までの香港を毎日ここ現地からルポするものです。」とのことです。



5月11日 某教育ソフトウェア会社のMさんより大変心のこもった丁寧なメールをいただきました。
 そのメールの最後に,
 「fukufukuさんのページは同業者の読者が多いので勝手ながらこのメールは私信ということで掲載をしないで頂きたいのですが...。」

 えーっ!?
 本当ですか!(汗)
 教育関連会社の方からは,ほとんど反応がないものですから...。



5月14日 急に心配になったので,以前日誌に掲載したことがあるソフトウェア会社の方にメールを出したのですが,その返信が届きました。

 「別に気を悪くしていないです。」

 ああ良かった。



5月15日 某小学校教員のtakaoさんより,HPを開設したとのメール。
   TAKAO'S HomePage

 ついにやりましたね。おめでとうございます。
 内容は,MAC版「コンピュータ室運営日誌」という感じです。失礼な紹介の仕方ですが,私の日誌の読者の方には,この表現が一番分かりやすいと思いましたので,あえてこう書きました。興味のある方は,ぜひぜひのぞいてみてください。




 5通の返信3−プライベート情報−(6月4日)
5月31日 隣町の某小学校に勤務するWNさんよりメールをいただきました。

 ついにこの日がやってきました。緊急事態発生です。WNさんと私とは面識はありませんが,WNさんの学校には,私のことを知っている教員もいますし,出入りの業者さんも同じです。早速NWさんには,私がプライベート情報を伏せている理由をお話しし,内緒にしてくださいとお願いしました。

 WNさんからすぐに返事が来ました。
 ご配慮いただき本当にありがとうございます。


6月3日 先日お受けした取材に関する私からのお願いについて,P誌編集部よりお返事をいただきました。

 私が勤務する学校の所在地等のプライベート情報は掲載しないとのことです。ありがとうございます。とても丁寧な対応をしていただいて感謝しています。


6月3日 N誌編集者より,取材及び写真撮影の依頼がきました。

 「私は,私のプライベート情報を公開するつもりはありません。」「写真撮影については,ご遠慮させていただけませんか。」などとお答えしました。


6月4日 その返信が届きました。
 「このページは作者の方にご登場いただくページなので、プロフィールは掲載しなくてもよいのですが、お写真を撮影させていただけないとなると…。」

 わかりました。


6月3日 Tさんよりメールをいただきました。

 ごめんなさい。誤解を招くようなページ作りをして本当に申し訳ありませんでした。

 騙すつもりは全くなかったのですが,曖昧にしておいた方が関係者には気づかれにくいものですから,そのままにしています。でもこのままではいけませんね。


 色々迷惑をおかけしたり,不都合も生じているので,プロフィールを記載した秘密のページを作って,信用できる方には私の正体を明かします。

 いつになるか分かりませんが...。そのうちに。(やっぱりできないかも。恥ずかしいし。)


 私が正体を明かさない理由 … 12月4日1月18日4月23日




 掲載記事の感想(6月24日)

 本日発売されました。私のところに取材依頼があったのが4月下旬でしたから,あれからちょうど2ヶ月が過ぎました。見本誌を送っていただけることになっているのですが,見本誌が届く前に発売日を迎えたので,待ちきれず購入してしまいました。

 雑誌名は,毎日コミュニケーションズ「PCfanDOS/VSpecial」です。その中の「パソコン事件簿」というコーナーに記事が掲載されています。何月号に掲載されるか,最近まで分からなかったし,何かの手違いでプライベート情報が掲載されたりしていると困るので,自分の目で確認するまで雑誌名を伏せていました。

 「パソコン事件簿」の内容は,インターネットの教育利用や学校ホームページの公開をめぐる問題についてです。「コンピュータ室運営日誌」の内容は直接には関係ありません。このコーナーでは,これまでに世田谷の小学校HP公開の問題などが扱われてきました。今回はその第3回めで,横浜の本町小学校のHPの紹介記事と学校HPの公開の問題などについてのfukufukuの私見が掲載されています。

 前回までは,学校HPの紹介とその学校の教員のコメントが掲載されていたように記憶していますが,なぜか今回は,学校HPを公開していないfukufukuが登場しています。そういう点では少し違和感を感じています。


 さて記事を読んだ感想ですが,まず思ったのは,活字になると自分の発言に”重み”を感じてしまうなあ,ということです。

 雑誌上のコメントも,WEB上での発言も,不特定多数に向けて発信しているわけですが,WEB上の発言なら,誤りがあったら訂正したり,誤解を招いたら釈明したり,批判されれば反論することもできるわけですが,雑誌に掲載されたコメントに対しては,もはや何もできません。自分から離れて一人歩きしているように感じます。

 ですから,普段日誌を書くとき以上に慎重に言葉を選ばなければならないし,編集者の方には,発言者の意図が曲解されることなく正確に伝わるよう,最大限の配慮をしていただきたいものだと思いました。

 私のコメントは,取材された内容がすべて掲載されたわけではありませんが,掲載されたものに関しては,ほぼ原文通りでした。ありがたいです。


 それから,私のHPも画面写真(6月3日のもの)つきで紹介されているのですが,そのコメントが嬉しかったです。

「コンピュータ導入の準備期間から授業開始まで,一教師の苦労が日記風に掲載されている。些細なトラブルまで詳細に記録されていて,大変参考になるページだ。」

 これなら,校長先生にもお見せできます。管理職の先生方は,インターネットをやっていないので,直接日誌を読む可能性は今のところありません。ですから,私のHPの存在を認めていただくためには,こういうコメントがあると大変ありがたいのです。

 何しろ以前,ソフトバンク「Yahoo! Internet Guide」に掲載されたときのコメントは,

「コンピュータ室ができたある小学校で,どのようにコンピュータが運用されているかを克明につづった日記。子どもたちは喜ぶが先生はパニック…。ほのぼのとした口調で書かれているが,苦労話にも事欠かない。貴重な報告だ。」

 同じような文面ですが,”一教師の苦労”と”先生はパニック”の違いは大きいです。おまけに画面写真も,先生方に答えていただいたアンケートの結果を掲載した4月11日のものだったので,結局誰にも見せることができませんでした。


 今回少しだけ悲しかったことは,6月3日の画面写真だったため,”今日の腰痛”も載っていたことです。


 今回の取材は,距離的な問題から,直接お会いして取材を受けるのではなく,メールのやりとりを通しての取材になりました。交わしたメールは全部で11通でした。最初から最後まで,丁寧な対応をしていただいた編集部のKさんには大変感謝しております。



 機種論争で98が良いと言いながら,DOS/V誌の取材を受けていたfukufukuでした。

 言い訳:
 まあ,あれは私の学校での事ですから,サポート体制や教員の経験なども考慮した上での見解です。個人として使用する機種にこだわりはありません。実は最近気になっているのはMACです。「PostPet」が楽しそうだから。
 


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