コンピュータ室運営日誌


春休みのできごと


フォルダが無くなった?事件(3/25)
パッケージなんていらない(3/26)
校内ネットワークのセキュリティ(3/27)
ソフトウェアの試用&練習(3/29)

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 フォルダが無くなった?事件(3月25日)
 今日から春休みです。午前中は年度末の事務処理を行い,午後,コンピュータ室の環境整備を少し行いました。

 今日の作業はハードディスクの大掃除(=迷子ファイルの削除)です。

 前回冬休みに行ったときは,児童用パソコン(クライアント)に間違って保存されてしまったファイルしか削除しませんでしたが,今回は,サーバーに保存されているファイルも削除しました。

 まず児童用パソコンの方ですが,前回は全部で134個の迷子ファイルを見つけましたが,今回は,AドライブとBドライブのルート,「キッドピクス」と「メディアルーム」のフォルダなどを調べて,合計88個の迷子ファイルを見つけました。数の上では前回に比べて3分の2に減りましたが,3学期はファイルを保存する必要のない学習ソフトを多く活用していたので,実際のところは改善しているとは言い難いです。とにかく88個の迷子ファイルはすべて削除しました。

 次に,前回は,正常に保存されたファイルなのか,迷子ファイルなのか判断できなかったため,手をつけられなかったサーバーに保存されているファイルも,きれいさっぱりすべて削除しました。せっかく作った作品を削除してしまうのはもったいないですが,4月にはクラス替えが行われます。学級単位で保存用フォルダが設定されている私の学校のシステム()では,削除するより仕方ありません。

 ところで,サーバーに保存されているファイルは,教師用パソコンの専用プログラムを使って,学級単位で一斉削除ができるようになっているのですが,作業の途中でちょっと困った問題が起こりました。

 2年2組だけ,何度やっても削除プログラムが途中でストップしまうのです。調べてみると2年2組16番のところで「パスがつながりません」と表示されます。エクスプローラで,見てみると16番だけフォルダが見あたりません。いつの間にかうっかりフォルダを削除してしまったのかと思い,もう一度フォルダを作成しようとしても作ることができません。

 教師用パソコンからの作業はあきらめ,サーバーパソコンのファイルマネージャから調べてみたところ,2年2組16番のフォルダだけが,アクセス権がフルコントロールになっていなかったことが原因でした。

 不思議です。私の学校では,サーバーパソコンにさわるのは私しかいません。ましてやファイルマネージャを開いてアクセス権の設定をいじくる先生など,一人もいないと断言できます。

 それなのに何故こんなことが起こってしまうのでしょうか。


注)授業開始時に,教師用パソコンのプログラムに学級名を入力することにより,その学級のフォルダに保存できるようになっています。学級名を入力しないと,前の時間に使用した学級の環境がそのまま継続されるので,他の学級の子供のファイルがフォルダの中に混入してしまうという問題が生じます。




 パッケージなんていらない(3月26日)
 春休み2日目。
 今日は,コンピュータ室の戸棚の整理を行いました。
 先日導入されたベネッセの学習指導用ソフト「マルチブック」の整理・収納を行わなければならないのです。

 何しろ,6学年×コンピュータ21台分で,126セットものパッケージがあるのです。パッケージの中には,CD-ROM1枚とマニュアル1冊,ミニマニュアル1枚が入っています。それらを全部取り出さなくてはなりません。

 一部の作業は,数日前に学級の子供たちに手伝ってもらいましたが,今日は一人です。

 全部取り出し終えると,室内はパッケージとCD-ROMとマニュアルが散乱した状態になりました。

 次は,それらを戸棚に収納する作業です。それほど大きくもない戸棚に新たに126ものCD-ROMを収納しなければならないので,一度戸棚の中の物を全部出し,もう一度整理しながら収納しました。マニュアルは,126冊も入りきらないので,1学年5冊だけ残し,あとは段ボールに入れておきました。

 2時間で作業を終えました。

 心配していたユーザー登録カードの方は,簡単だったので助かりました。126セット分を一括して,一枚のカードを送るだけでよいのです。ありがたいです。CD-ROM1枚ごとにパッケージされていたので,てっきり登録カードも126枚あると思っていましたから。

 でも,そういうシステムになっているなら,一般販売用の市販ソフトのように一つ一つパッケージする必要はないと思いました。「マルチブック」は学校向けに販売しているソフトです。どの学校も10本,20本単位で導入するはずです。

 126本ものパッケージを一つ一つ開けて,取り出し,分類整理する作業って,結構大変なのですよ。ベネッセさん!




 校内ネットワークのセキュリティ(3月27日)
 春休み3日目。
 コンピュータ室の大掃除を行いました。コンピュータの周り,机,椅子,棚等を雑巾で拭き,床は掃除機をかけました。

 室内は掃除する必要がないぐらい,とてもきれいなように見えますが,隅々まで掃除すると,意外と汚れていることが分かります。コンピュータ室の窓は半年間一度も開けたことありませんが,やはり隅の方に埃がたまっていました。見た目はあまり変わったように見えませんが,雑巾はずいぶん汚れました。

 1時間ほど掃除した後,メニュー画面の変更などを行い,今日の作業を終えました。
 すっきりさわやか気分です。


 一昨日の日誌で,ネットワークがらみのトラブルについて書きましたが,類似のトラブルがあるということで,某小学校にお勤めのNWさんからメールをいただきました。

 NWさんの学校は,一昨年コンピュータが導入され,現在はサーバーにNT3.51,クライアントにWIN95を使用しており,私たちの学校と同じネットワーク環境です。

 さて,NWさんのご報告によると,「アクセス権を読みとり専用にしたサーバー内のファイルに,クライアント(児童用パソコン)のエクスプローラから削除の命令をしたら消えてしまったことがありました。」とのことです。

 私は,NT3.51の知識が乏しいのでよく分からないのですが,こんなことって通常起こりうることなのでしょうか。サーバー上の読みとり専用のファイルが,クライアントからの操作で消えてしまっては,とっても困ります。私たち素人の単なる勘違いだと良いのですが...。

 また,NWさんは,ネットワークを積極的に活用してコンピュータ教育を行っている方なのですが,最近は,「プロパティを開いて,勝手に変更する者や,ネットワークコンピュータを使って,人のメールを読む者までいます。子どもだからといって油断なりません。」とのことです。

 驚きました。ほんとに子供だからといって甘く見てはいけませんね。

 このことを機会に,NWさんの学級ではネチケットについて話し合ったそうで,「子どもたちにとって,生きたネットワーク社会の勉強になりました。」とのことでした。

 今後私たちは,校内ネットワークのセキュリティ対策やネチケット指導にも取り組んでいかねばならないようです。
 頭の痛い話です。


 ソフトウェアの試用&練習(3月28・29日)
 3月28日 春休み4日目
 昨日までの作業で,コンピュータ室内の環境整備は一応終わりました。後は新学期を待つばかりです。来年度も私がコンピュータ教育を担当するかどうかは,まだ分かりませんが,たとえ別の方に代わったとしても,気持ちよくスタートできるのではないかと自負しています。(自信過剰!)

 今日は細々した書類の記入と,ソフトウェアの試用(練習)を行いました。

 書類の方は,数枚のユーザー登録カードと教育委員会に提出する調査用紙への記入です。この調査用紙は,コンピュータの設置台数,ソフトの種類と本数,教員の力量等を調査するもので,文部省から教育委員会を経由して各学校に依頼されています。

 明日の土曜日も,コンピュータ室でソフトの使い方の練習を行うつもりです。


 3月29日 春休み5日目
 今日は,昨日に続いて,私の学校に導入されている教育用ソフトウェアの試用&練習です。

 メニューを順に片っ端からクリックして,どんな機能があるか試しました。分厚くて難解なマニュアルを読むのは面倒なので,教育ソフトに限らず,新しいソフトを手に入れたときは,いつもこのやりかたです。教育ソフトの場合,WINDOWS共通の操作体系とは異なっているソフトも多いので,とまどうこともあるのですが,子供が操作することを前提に作られているので,画面を見ながら適当にクリックしていれば何とかなるようです。

 



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