1998年
5月前半のできごと![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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![]() 日本語入力練習の3時間目です。前回保存したファイルを呼び出して作業の続きを行わせました。 今年から保存の仕方を変更し,従来の保存用フォルダの下にサブフォルダ(個人用フォルダ)を置くようにしたので,うまく呼び出せるか心配でしたが,思ったほど混乱はありませんでした。 保存したはずのフォルダが見つからなかった子どもは6人だけでした。 (内訳) ・前回の授業で,ログオンし直さずに作業を行ったため,他の子どものフォルダに保存されてしまった。(2人) ・保存した際にサブフォルダ(個人用フォルダ)に保存せずに上位フォルダに保存してしまった。(2人) ・保存はきちんとできていたが,呼び出しの際に個人用フォルダにたどり着けずに上位フォルダを探していた。(2人) 小学3年生ですから,まあこの程度の混乱は仕方ないでしょう。この種のミスは回数を重ねていけば大丈夫だと思います。 今日の授業のメインである印刷作業の方は,特に問題もなく順調に進みました。 これで,「初めての日本語入力」による作品作りの授業は終わりです。 今後はこれを表現活動に生かしていくわけですが,子どもたちの作品はまだまだ自己満足の域を出ていません。 例えば,自分の好きな色ばかり使ってしまい,文字やイラストと背景色のバランスが全く駄目な子が多いです。次回はそのあたりを考えさせたいです。 ![]() 第2回パソコンクラブが開かれました。 「gifアニメ」作りを始めました。5月中(あと2回で)に作品を一つ作らせたいと考えています。 昨年の子どもたちの様子を見ていて少し感じたのは,子どもたちの活動意欲を一年間持続させることは難しいということです。 初めのうちは「パソコンが使える!」というだけで,あるいは子どもたちの「新しいことを知りたい欲求」が直接の原動力となって,日ごろの授業では沈黙しているような子もクラブの時間は張り切って取り組んでいました。 ところが,機器やソフトの使い方を覚え,慣れてきたので,そろそろツールとして本格的に使わせようと思ったときには,何人かの子どもはすでに熱が覚めてしまっているように感じたことがありました。 考えてみると,操作方法を習得するまでは,試行錯誤しながら新しいことを覚えていく楽しみがあるのですが,いったん覚えてしまうと,今度は形式的なことだけでなく内容的な面を要求されるようになり,そうすると文章や絵を考えたり,構成を工夫するなど,コンピュータとは直接関係ないことで頭を働かせなくてはならないわけで,それが子どもたちの意欲を低下させる原因になっていたように思います。 クラスでの教科の授業でコンピュータを使う場合は,子どもたちは,パソコンを使うことが目的ではなく,パソコンは目的を達成するためのツールであることを心得ているので,意欲を持続させることはそれほど困難ではないと思うのですが,パソコンを使う(体験する)ことそのものを目的とするパソコンクラブでは,内容的な面を深く追いかけるよりも,広く浅く経験させた方が良いのかも知れません。 当初は一年がかりでホームページを作らせていこうと考えていたのですが,文章を書いたり,絵を描いたりすることには興味がない子もいるはずですし,当面はホームページ作りにこだわらず,興味がありそうなことから手当たりしだいにやってみたほうが良いかなと考え始めています。 そう考えると,たとえば一時間中「チャットでおしゃべり」の授業でも,それはそれで良いのかも知れません。 それで今回は急遽予定を変更して,昨年度子どもたちが最も興味を持った「gifアニメ」作りを行うことにしました。 今年もネタ探しに苦労しそうです。 ![]() 「パソコン利用教育研究会」が開かれました。この研究会は,有志の方が日ごろの実践を発表するかたちで進められており,私は昨年度から参加しているのですが,毎回色々なアイディアや情報が得られ,ずいぶん参考になっています。 本年度は「ネットワーク活用」を研究テーマとして活動を進めていくことになりました。 文部省によると,平成15年度までに全国すべての学校にインターネットを導入する計画が進められています。ですから「ネットワーク活用」を研究テーマとして取り上げることは時代の流れに沿った妥当なものであると思うのですが,私たちの地区においては,LAN(室内LAN)はすべての小学校で組まれているものの,インターネットは今のところ(表向きは)一校のみであり,どんな場面でどのように使っていくかとういう具体的な話になると,まだまだ手探りの状態という感じです。 ささやかながら私自身もこれまでに「ネットワーク活用」の試みとして,ホームページ作成・閲覧,チャット,電子メールなど,色々試しているのですが,どれも今ひとつしっくりきません。 ホームページ作成は,自己表現の手段としてたいへん有効であると思いますが,クラブ活動だからこそできたものであり,小学生が日常的に取り組むのは困難だと思います。ホームページ閲覧は,操作は簡単ですが,実際には役に立たない情報が多すぎて使いづらいです。チャットや電子メール(LAN内)は,キー入力(日本語入力)をしなければならないことが小学生にとっては大きな障害となりますし,文字を媒体にすることから直感的に分かりづらい面があります。 このように,ネットワークを使うことにより色々な可能性が見えてくるものの,実際に使いこなそうと思うと,どれも子どもたちにとっては難しい面があり,大人のように簡単には使いこなせません。 そんな中,私が最近注目しているのが,「CU-SeeMe」などの「テレビ会議」システムです。 以前チャットのお相手をしていただいた方や,つい最近では読者の方からのメール(お返事遅れがちで恐縮です)にも書いてありましたし,以前から気になる存在でした。これなら煩わしいキー入力(日本語入力)などしなくても良いですし,相手の方と直接話をするような感覚でやりとりできますから,小学生でも気軽に取り組めそうです。 重すぎて映像表示が困難なら,「NetMeeting」などを利用したインターネット電話(音声のみ)なども面白いかも知れません。 この線で少し情報収集してみたいと思います。 ![]() パソコンクラブが開かれました。先週に続いて「gifアニメ」作りを行いました。 今日でまだ2回目なので多少の戸惑いはあるものの,子どもたちは夢中になって取り組んでいます。自分の思い通りに”動き”を表現できることは,子どもたちにとってずいぶん魅力的なのでしょう。 「gifアニメ」作りは昨年度も行ったのですが,思い起こせば昨年度はホームページ作りの一環として取り組ませたのが間違いでした。ファイル名を”半角英数”で保存させようとしたため,かなり混乱してしまいました。 今回はとりあえず”何でもOK”ということにしたので,保存を巡るトラブルはほとんど起こっていません。 クラブ終了後は,新しく手に入れたソフトのインストール作業を行いました。今回インストールしたのは「IrfanView32」という画像ビュアーと「EasyToon」というgifアニメ作成ソフトです。 「IrfanView32」は画像ビュアーというよりも,スライド機能を利用してのプレゼンテーションツールとして使いたいと考えています。 現在私たちの学校で行っているプレゼンテーションのやり方は,ワープロまたはペイントソフトの画面画像をビデオプロジェクタに出力する方法です。日頃使用しているソフトの画面をそのまま表示させるだけなので手間もかからず簡単なのですが,ところがこの方法だと複数の画面の連続表示ができません。 そこで先週末から毎日ネット上をうろついてプレゼンに使えそうなソフト(もちろんフリーのもの)を探し,片っ端から試用してみました。その結果,子どもたちにとって最も扱いやすいだろうと判断したのが「IrfanView32」です。 画像ビュアーなので扱えるファイルは画像(jpg,bmp等)のみですが,プレゼンテーションで提示する文字情報は”見出し”と”キーワード”程度なので,あえてワープロを使うほどでもありませんし,ペイントソフトの方が,文字の表示位置やデザイン・色などを自由に設定できるので表現力が豊かです。 そういう考えからあえて画像ビュアーを使ってみることにしました。 もう一つの「EasyToon」は,現在クラブで使用している「GIAM」のように,あらかじめ用意しておいた画像を順番に並べながら編集するやり方ではなく,連続した白紙のコマの中に書き込んでいくやり方なので,とても簡単にgifアニメを作ることができます。 黒一色しか使えず表現力はかなり劣りますが,低学年でも使いこなすことが可能なのでインストールしてみました。 あーあ。今日も1時を回ってしまいました。早く寝なくっちゃ! (5/14 1:05) ![]() 昨日から「テレビ会議」に挑戦しています。 昨年度まではネットワーク活用というとホームページ,メール,(テキストベースの)チャットなどしか念頭にはなかったのですが,今年3年生を受け持ってから考えが変わりました。 1時間かけてやっと数十字の文章が入力できる程度の3年生のこどもにとって,テキストベースのやりとりはかなり無理があります。 今年1月に5年生の子どもたちがこの方とチャットをしたときでさえ,子どもたちに自由に入力させるつもりだったのに,いざとなったら尻込みしてしまい,私が”代打ち”したのでした。ましてや3年生では,あいさつ程度のやりとりなら何とかなるかも知れませんが,限られた時間内で中身のある会話をすることはほとんど不可能でしょう。 それにテキストのみのやりとりでは具体的なイメージを抱きにくいので,3年生のこどもではあまり興味が沸かないだろうと思います。 そこで,対面しながら話ができる「テレビ会議(電話)」システムを導入できないかと思い,いつものように「窓の杜」で探した結果,どうやら「InternetPhone」と「CU-SeeMee」が使えそうなので,ダウンロードしてみました。 どちらも必要な機器はビデオカメラ&ビデオキャプチャーカード(またはCCDカメラ)だけなので,手持ちの機器を使えばすぐにできそうです。 早速「InternetPhone」と「CU-SeeMee」をインストールし,1時間ほど試行錯誤しながら各種設定を行った結果,「InternetPhone」でも「CU-SeeMee」でも,私からの映像が表示され,音声も出力されるようになりました。 ところがここで困ったことに気づきました。 画面には汚い部屋の中で上半身下着姿でパソコンに向かっているところがバッチリ映っています。ぎゃー。 うかつでした。服装にまで気を配らねばならないとは! 面倒なのでとりあえずダミーの被写体をレンズの前に置いておくことにしました。 さて,準備が整ったようなので,試しにあらかじめ用意されているチャットルームにアクセスしてみたところ,すぐにコールされたのには驚きました。 とりあえず応答してみると,相手からの映像が徐々に表示されていきます。 ・・・・・・・・・ うわっ! ”真っ赤なブリーフ”です。しかも中で手がもぞもぞ動いている模様です。 ゲッ! 切断! その後片っ端から応答していたら,モロ出し(シコシコつき)にも出くわしてしまいました。 まじまじ。 気持ち悪う! うーん,こういう使い方もあるのかあ。 どうやらフリーのルームには近寄らないほうが良いようです。 受信状況は,映像が表示されなかったり,音声が聞こえなかったりすることもありました。今のところは,こちらの設定が間違っていたのか,相手の設定の問題なのか分かりません。 最初に見た”真っ赤なもぞもぞブリーフ”に度肝を抜かれてしまい,今日は結局一言もしゃべらずじまいでした。 「CU-SeeMee」の方は,うまく接続できなかったので明日にでも再挑戦します。 ダミーの画像を見せているのに,すべて見られているような気がして落ち着きませんでした。 |
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